テレビ東京制作局の高橋弘樹さん(撮影・高橋奈緒)
テレビ東京制作局の高橋弘樹さん(撮影・高橋奈緒)
社内で立ち上げた「本気まんが部」(C)テレビ東京
社内で立ち上げた「本気まんが部」(C)テレビ東京
田中瞳アナ(左)と池谷実悠アナ(C)テレビ東京
田中瞳アナ(左)と池谷実悠アナ(C)テレビ東京

 東京五輪・パラリンピック開幕を目前に控え、注目のテレビ関係者にインタビューするシリーズ企画。初回は「家ついて行ってイイですか?」「空から日本を見てみよう」など数々の人気番組を手掛けてきた、テレビ東京制作局の高橋弘樹さんだ。

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 ノートPCを携えラフな服装で登場した高橋さん。何と記者と同じ柄のシャツ。そして写真担当も同じ名字。不思議な偶然を確認しあってインタビューが始まった。

―今、手掛けているのは?

テレビ制作もやりつつ系列の新聞社の動画事業を手掛けています。平たく言えば、テレビマンなんですけどユーチューバーやってます。今はユーチューブのコンテンツを山ほど作ってますね。実は慣れたテレビと違って、ユーチューブは不慣れすぎてかなり困ってます。まずトーンが違うし拡散の仕方も違う。タレントのチョイスもテレビと違うんです。何よりユーチューブはどうやってたどり着いてもらうか、探して見つけてもらうのが難しい。

―なぜネット動画の世界に?

これは自分で企画書出したんです。親会社の日本経済新聞がバラエティの手法を使って経済の動画コンテンツをやりたいということなので面白そうだと思って手を挙げました。(日経テレ東大学の)反響はちょっとずつ増えてきていて、今は1万7千人くらい。今月中に2万人いきたいですね。ゴールは年度内に10万人目指したいです。ゴールは年内に10万人目指します。社会に出てから、大学生の時にもっと勉強しておけばと常に思っていたんです。大人になって学び直したいと思う人が刺さるコンテンツいっぱい置いて、単位みたいなものをためていくと何かができるとか、勉強したことが積み上がっていくシステムを作りたい。例えるならば、放送大学の楽しい版を作りたい。

―テレビマンの道に進んだきっかけは?

テレビ局に入ったのは漠然としてて。本当は作家になりたかった。でも実力は無いし。その時にテレビ制作が近いなと思ったんです。台本を書くし映像も撮る。モノを作るという意味で理想に近かった。華やかなギョーカイのテレビマンに憧れた訳ではなかったんです。兎に角、何かを表現したかった。

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企業秘密を明かした理由