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大混戦のパリーグ カギを握るのは「侍ゼロ」のロッテ

牧忠則dot.
千葉ロッテマリーンズの井口資仁監督

千葉ロッテマリーンズの井口資仁監督

 パリーグは昨年最下位のオリックスが37年ぶりの11連勝で首位に立つなど、野球評論家が誰も予想できなかった波乱の展開になっている。

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「5年連続日本一を狙うソフトバンクに絶対的な強さが感じられないのが、混戦の大きな原因でしょう。オリックスも快進撃を続けていますが、これからは1勝が大きな重みを持って選手も重圧を感じてくる。簡単には勝てなくなるでしょう。最下位の日本ハムは戦力的に苦しいですが、残りの5球団は優勝の可能性が十分にあると思います」(スポーツ紙デスク)

 確かに、絶対的王者の「異変」がパリーグを団子状態にしている。左足首じん帯損傷でエース・千賀滉大が戦線離脱、高橋礼も制球難で登録抹消と想定外の事態が続いたが、5月中旬に貯金7と白星を重ねていた。ところが、12球団トップの8度優勝と得意にしていた交流戦で5勝9敗4分、球団史上最低勝率,357とまさかの失速。リーグ戦再開後も2勝5敗3分けとふるわない。最近10試合で2点以下が7試合と貧打が深刻で目下4連敗中。たたみかけるような攻撃が見られず、ベンチの雰囲気も重苦しく感じる。貯金が底をつき、苦しい状況が続いている。

 ソフトバンクと共に優勝候補に挙げられていた楽天は貯金7でオリックスと共に首位をキープしているが、戦いぶりが安定しているわけではない。今月に入り6連勝で波に乗ると思われたが、その後に7連敗。再び4連勝と出入りが激しい。田中将大、涌井秀章、岸孝之、則本昂大、ドラフト1位左腕・早川隆久と豪華な陣容だが、絶対的なエースと呼べる存在はいない。田中将は10試合登板で3勝4敗、防御率3.18。ゲームメイク能力は健在だが、直球でねじ伏せていた全盛期の圧倒的な力はない。継投策を含め、石井一久新監督の手腕が問われる。

 混戦の中で不気味な存在がロッテだ。侍ジャパンで東京五輪に選出された選手は12球団で唯一の0人だが、1人の選手に依存していないチーム作りは強みとも言える。


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