ママYouTuberのなーちゃん「人気YouTuberに必要な能力とは」 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ママYouTuberのなーちゃん「人気YouTuberに必要な能力とは」

連載「ママYouTuberなーちゃんの三足わらじ生活」

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なーちゃん/1989年生まれ。二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男のこうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。

なーちゃん/1989年生まれ。二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男のこうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。

「その仕事に本当に必要なもの」を勘違いしているケースは意外と少なくないかもしれません。夢の追い方を間違えるパターンです。YouTuberになりたくて、動画制作や編集ソフトの技術を磨く人がいます。しかしながら、この努力は必ずしも必要ではありません。映画やCMのような映像を作れる人が、YouTubeで成功するわけではありません。

 例えば漫画の場合、「ドラゴンボール」「AKIRA」「バガボンド」など、圧倒的な画力で大ヒットしている漫画は多く、多くの人々が漫画に対して持つイメージは、上手な絵がセットになっています。しかし、さらに分析してみると、「カイジ」「ちびまる子ちゃん」など、絵がシンプルで人気な漫画も複数あります。

 現在、大ヒットしている「進撃の巨人」も、個人的な主観ではありますが、絵が驚くほど上手ではない漫画だと思います。「進撃の巨人」の作者である諫山創先生は、かつて絵の技術が足りないために連載を断られているそうです。それでも連載に至り、アニメ化して大ヒットし、私を含む多くのファンを抱えた理由は、とにかく圧倒的に話が面白いからです。人気の漫画は全て、ストーリーが面白いのです。絵の技量に関係なく、ストーリーに引き込まれて読むのが漫画というコンテンツです。

 そのため、ヒットする漫画に必須なのは、絵の上手さよりも、圧倒的に面白いストーリーを考えるチカラです。漫画家を目指して絵の練習をする人々は非常に多いのですが、絵の練習よりも、キャラクターの設定やストーリーの構成、伏線や展開を考える練習をし、面白い話を生み出すための引き出しや知識を得たり、感性を磨くべきです。漫画においては、「絵が上手い=漫画として成功する」ではなく、「ストーリーが面白い=漫画としてヒットする」が本質だからです。もし夢やなりたい職業があるのなら、この本質的な部分を理解すべきです。

 YouTuberはどうでしょうか。動画の編集技術や編集ソフト、映像制作を学べばYouTuberとして成功できるでしょうか。答えはノーです。動画編集者ではなく、YouTuberになりたいのなら、必要なのは「企画力」だと考えます。誰のために、どんなチャンネルを作り、どんな動画を作るのか、これらを考える能力です。自分が何を作りたいのか、ではなく、人が何を見たいのか、を研究する能力です。


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