戦力アップに成功したチームはどこだ! J1ストーブリーグ通信簿2021 (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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戦力アップに成功したチームはどこだ! J1ストーブリーグ通信簿2021

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FC東京に新加入のブルーノ・ウヴィニ(写真/gettyimages)

FC東京に新加入のブルーノ・ウヴィニ(写真/gettyimages)

 Jリーグのシーズン開幕まで残りわずか。コロナ禍での調整、対策、影響を受けながらも、J1は2月26日の開幕から12月4日の最終節まで長丁場の熾烈な戦いが続く。昨季はシーズン中断の後の過密日程の中、川崎が圧倒的な強さを見せてJリーグ史上最速優勝を達成。迎える今季、「ストップ・ザ・川崎」のチームは現れるのか。4チーム自動降格という残留争いはどうなるのか。J1全クラブのオフシーズンの選手補強を査定(良い方からA・B・C・D・Eの五段階)し、3日間にわけて紹介する。今回は札幌、仙台、鹿島、柏、浦和、FC東京、川崎の7チーム。


■札幌「C」

 ペトロヴィッチ監督4シーズン目。対人能力の高いDF岡村大八(←群馬)とDF柳貴博(←FC東京)の2人を加え、ドリブル突破が魅力のMF青木亮太(←名古屋)と20代前半の面々を獲得した上で、GKに31歳の大谷幸輝(←新潟)、そして41歳のレジェンド・小野伸二(←琉球)が1年半ぶりの復帰。その他、レンタル復帰のMF中村桐耶(←Honda FC)、大卒でGK中野小次郎(←法政大)、FW小柏剛(←明治大)、高卒でFW中島大嘉(←国見高)、新外国人としてFWガブリエル(←ウィダード・カサブランカ)を加えた。

 選手層を含めた守備力アップは間違いなく、“小野効果”も期待できるが、問題は最後を仕上げるストライカー。昨季途中に鈴木武蔵が海外移籍し、その代わりに短期契約で獲得したウーゴ・ヴィエイラも放出した点がマイナス要素となっている。大器として期待の中島に高卒1年目から期待するのは酷だ。元ナイジェリア代表の肩書を持つガブリエルが、“オルンガ的”なアフリカンパワーを発揮することができるか。将来性も含めて期待は持てる補強ではあるが、同時に未知数な部分も多い。


■仙台「B」

 昨季17位。新型コロナウイルスによる特例処置がなければJ2降格となっていたチームから、新たに手倉森誠監督が就任し、10人以上の選手が入れ替わった。目立つところでは、横浜FMで2年間、浦和での3年間を経て日本で6年目となるMFマルティノス(←浦和)、2014年に日本代表に選出された経験もある運動量が魅力のFW皆川佑介(←横浜FC)、スピードに乗ったドリブルが魅力のMF氣田亮真(←長崎)、テクニックの高い左SB秋山陽介(←名古屋)。昨季J2で38試合に出場した24歳MF上原力也(←磐田)のレンタル獲得もチームのプラスになるだろう。

 その他、すでに昨季からレンタル移籍でチームに復帰していたFW西村拓真(←CSKAモスクワ)を完全移籍で再獲得。昨季はケガで2月から長期離脱を強いられたMFクエンカが残留し、プレシーズンから元気な姿を見せているのは大きなプラスだ。2年間、チームのエースだったFW長沢駿の流出は大きなマイナスで選手層の薄さも気になるが、低迷した昨季のチームを変えるには大幅な血の入れ替えは有効な手段。あとは8年ぶりに戻ってきた指揮官の手腕の見せどころだ。



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