元キモキャラのアンガ田中 「3高」ハイスペックと人間力でお笑い界の「人格者」に (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

元キモキャラのアンガ田中 「3高」ハイスペックと人間力でお笑い界の「人格者」に

丸山ひろしdot.
アンガールズ田中卓志(C)朝日新聞社

アンガールズ田中卓志(C)朝日新聞社

「9月に放送された同番組では阿佐ケ谷姉妹に対し、レギュラーが増えたことでスタッフからよりシビアな目で評価されると指摘。一方、芸能界は終わりがないマラソンで、ガツガツしてない阿佐ケ谷姉妹はマラソンに向いている。また、オバサンのキャラはお茶の間とフィットするため、芸人の実力を持ったオバサンはずっとテレビに出られると分析し、『将来的に朝の帯番組、見えますよ』と、お墨付きを与えていました」(同)

■バラエティ番組でブチ切れした弁当事件

 後輩や他者への思いやりが深い田中だが、過去にはバラエティ番組で実の母親に対する扱いに対してブチ切れたこともある。いわゆる“弁当事件”だ。

「約10年前に放送されたあるバラエティ番組で『母親が作ったお弁当で誰のものが一番いいか』という企画があり、田中母の弁当に対して、審査する女性タレントから『愛情が足りない』『美味しくなさそう』と手厳しいツッコミが入ったんです。番組で共演していた田中さんの母親は落ち込んで泣いてしまったのですが、これに田中さんは『お母さんは看護師やってて不規則なシフトで疲れてるから、冷凍食品も入るんだよ!』とブチ切れ、『母ちゃん美味いぞ』と言いながら弁当を食べたのです。放送当時は“田中のキレ芸”として処理されていましたが、今の時代から見ると田中さんの行動はとても真っ当で共感を得る人は多いと思います」(放送作家)

 相手の気持ちに寄り添うことができる性格を持ち、論理的な思考力もある。そんな人間だからこそ、視聴者からは「本当に頭がいい人」に見えるのかもしれない。お笑い評論家のラリー遠田氏は田中についてこう分析する。

「アンガールズは、デビューまもなくユルユルな雰囲気の『脱力系コント』で注目を集めました。2人そろって極端なガリガリ体型という見た目のインパクトも強かったため、キャラクター先行の芸人だと思われがちですが、もともとネタの面白さは業界内で高く評価されてきました。かつて、東京の若手芸人の登竜門と言われていた『お笑いホープ大賞』でも優勝しており、2017年には『キングオブコント』でも決勝進出を果たしました。田中さんがネタ番組の審査員や解説役としても重宝されているのは、ネタを作る能力が高く、芸人としての基礎体力がしっかりしているからでしょう」

 お笑いに関して幅広い力を持つ田中だが、周りからの信頼も厚いだろう。様々なジャンルで活躍を続ける息の長い芸人になりそうだ。(丸山ひろし)


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい