<二塁手>


■外崎修汰(西武)

 昨季セカンドのレギュラーに定着して自身初の全試合出場で打率.274、26本塁打、90打点、22盗塁の大活躍。本塁打、打点でキャリアハイの成績をマークした。しかし今季は盗塁数こそ21盗塁で4年連続の20盗塁以上を達成したが、9月に月間打率.184と低迷するなど、打率.247、8本塁打、43打点の成績となった。開幕が遅れたことで試合数が143試合から120試合に減ったことを加味しても、物足りない数字だ。この男が絶好調ならば、打線全体が活性化し、ソフトバンクの独走を止められたかもしれない。

<三塁手>
■レアード(ロッテ

 来日6年目、移籍2年目だった寿司ボーイ。昨季は139試合で打率.248、32本塁打、89打点の活躍を見せ、オフに年俸220万ドル(推定)の2年契約を結んだ。今季も開幕10試合で5本塁打と好スタートを切ったが、7月には打撃不振に陥り、腰の張りを訴えて8月5日に登録抹消。治療のためにアメリカに帰国すると、そのままシーズン終了となった。最終的な成績は、39試合で打率.233、6本塁打、15打点と、およそ年俸に見合わない数字が並んだ。

<遊撃手>
■今宮健太(ソフトバンク)

 推定年俸2億9000万円の大物だが、今季はコンディションが整わずに故障が相次ぎ、出場43試合で打率.268、6本塁打、22打点、2盗塁という不本意な成績でシーズンが終了。ライバルを圧倒してのリーグ優勝、日本一に沸いたチームへの貢献度は非常に低かった。これで3年連続での規定打席不足となり、出場試合数は2012年以降自己最少。チーム内の競争も激しく、立場も危うくなってきた。

<左翼手>
■福田秀平(ロッテ)

 ソフトバンクからFA加入した期待の男だったが、開幕直前の試合で死球を受け、開幕戦の出場後に右肩甲骨の亀裂骨折と診断されて登録抹消。7月下旬に復帰し、8月に3本塁打を放って存在感を見せたが、8月29日に右恥骨筋損傷で再離脱となった。出場62試合で打率.216、5本塁打、19打点、3盗塁という成績は、開幕前に思い描いていたものとは遠くかけ離れていた。

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グラウンド外の行動が問題視の選手も…