※写真はイメージです(撮影/張溢文・写真部)
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 おうち時間の急増で注目を集めるオンライン英会話。現在発売中の『AERA English2020 Autumn & Winter』では、オンライン英会話のお悩みに、4人のプロが一問一答形式で回答。「英語学習以前にオンラインに抵抗がある」「そもそも仕組みがわからない」……そんなスタート以前のお悩みに、プロたちの答えは?

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【Q1】オンラインより通塾型のほうが力がつくのでは?

「通塾型の教室はカリキュラムがしっかりしていて、講師のレベルも高いところが多いのは確かです。それでも思ったようにできるようにならず挫折する人が少なからずいます。それは通っても週に1度程度という頻度の問題だと思います」と、オンライン英会話に関する書籍や記事を多数執筆する嬉野克也さん。

 対して、オンライン英会話の場合、場所や時間を選ばないうえに、低価格でたくさん受講することができる。

「語学の習得は間を空けず、より集中的に学習したほうが早く身につく。その点でオンラインは優れているといえます。注意点としては、オンライン英会話は各社、たくさんの講師を抱えていますが、すべての先生が自分に合うわけではありません。ぴったりな先生を探し当てる必要がありますが、それもオンライン英会話の面白いところです」(嬉野さん)

 レアジョブでさまざまなプログラムの立ち上げに関わる深井朋子さんは、通塾型でもオンラインでも「大事なのは英語を学ぶ動機づけ」と言う。

「何のためにレッスンを受け、何ができるようになりたいのか、その設定を事前にきちんとすることで英語が話せるまでの道筋が見えます。その上で、より多く練習量をこなすこと。英会話はスポーツと同じなんです」(深井さん)

【Q2】オンラインでちゃんと意思疎通できるの?

「日本語だとオンラインで意思疎通できるのに、英語ではできないなら、それはオンかオフかではなく英語力の問題。だからこそ英語を練習しましょうということになります」(英語学習・海外留学のWEBサイトを運営する柴崎亮さん)。

 最近は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンラインでコミュニケーションをとる人も多いだろう。それにレッスンは画面と音声だけがツールではない。

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