炎上してもブログを続けた辻希美。その評価も変化!?(C)朝日新聞社
炎上してもブログを続けた辻希美。その評価も変化!?(C)朝日新聞社

 ユーチューブやSNSなどで、自身のライフスタイルを発信する芸能人が増加している昨今。そんな芸能人の先駆けといえば、元モーニング娘。でタレントの辻希美(32)だろう。2007年に俳優の杉浦太陽と結婚し、同年11月に長女を出産。2009年に開設したブログでの投稿が話題を呼び、ママタレとして活躍。昨年はユーチューブで「辻ちゃんネル」を開設し、さらに活動の幅を広げている。

【「華麗なる芸能界ママ友相関図」最強「ママ友会」のメンバーは?】

 一方、辻の言動に対する厳しい声がたびたび取り上げられることもあった。歩きながら授乳をして炎上、通夜に大きなリボンにミニスカという格好で参列して炎上、挙句の果てにはイチゴに練乳をかけて炎上と、もはや炎上がネタと化し、辻=炎上系ママタレというイメージを持っている人も多いだろう。

「ブログに何かをアップすると、すかさず既婚女性の集う掲示板などでスレッドが立ち上がり、揚げ足を取るような批判コメントがたくさん書き込まれるんです。もはや大喜利のネタのような状態ですが、それが10年以上続いている。芸能系のネットニュースも取り上げると安定したPVが見込まれるので、鉄板コンテンツとしてどこも重宝している。5月も、コロナ禍で巣ごもり生活を送る辻は頻繁に料理の写真をアップしていましたが、『オムライスがお粗末』『ナムルが(保存袋に)パンパン』『鯛がもったいない』など言いがかりのような記事のオンパレードでした」(エンタメ系ニュースサイトの編集者)

 だが10年も続けていれば、潮目も変わってくる。最近、意外と辻を称賛する声が多くなってきているのだ。

「2018年に三男を出産し、現在は4児の母。変わらずブログなどで日常をつづっていますが、4人の子育てをしながらの頑張りぶりに感銘を受ける人が増えているようです。例えば、3月に7歳になった次男の誕生会についてブログにつづっていましたが、バルーンで部屋を飾り、次男が好きだという人気マンガ『鬼滅の刃』のケーキを用意。ゲームやトランプやUNOをしたそうで、そんな愛情あれる母親ぶりにSNS上では『家族パーティーでこんなに飾り付けてくれるのすごい!』『いいお母さんの素養があった』と、称賛の声が集まってました。また、5月5日のブログでは、『子ども達リクエストでお寿司と焼肉にしました』と綴り、こどもの日に作った料理を公開。春巻きがカブトの形をしていたりと手の込んだ内容に『イベントに精出してくれる母親を持って子どもは嬉しいだろうな』『子ども達を喜ばせるために頑張ってる』と、好感の声が多かったです」(女性週刊誌の記者)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら
次のページ
子どもたちのために鬼滅の衣装を地道に作製