また、料理以外でも良き母親ぶりが伺える。2月6日のブログでは、「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎が着ている服の柄の布を手に入れたということで、炭治郎の衣装を自作する姿を公開。「久しぶりにミシンを引っ張り出して 炭治郎衣装!!!!!! 縫います!!」と意気込み「2人分だから何時間……何日かかるかわからないけど」「地道に頑張ります」「こりゃまじで終わりが見えん」と綴っていた。

「2月はマスクを手作りする動画も自身のユーチューブチャンネルで公開。また、夫の杉浦は2月29日のブログで、ミシンでマスクを縫う辻の写真とともに『万が一の時のために備えて、 多めに作っておくそうです!!妻に感謝ですね』と綴っていました。マスクが品薄だった時期でもあり、SNS上では『純粋に偉い』と頑張りを称える声が目立っていました」(同)

■辻が口にした「5人目の予定」

 楽しそうに家事をこなしイベントにも積極的な温かい母親を持って子どもたちに笑顔があふれていることだろう。

「最近、インスタグラムのストーリー機能を使ってフォロワーからの質問に答えていたのですが、『5人目の予定はありますか?』という質問に、『今の所予定は無いけど無い話ではないかな』と返答していましたね。20代の頃はネットで叩かれることもありましたが、4人の子どもがいる中、家事に手を抜かない気力や体力は素晴らしいの一言。家族を持って辻ちゃんの凄さに気付いたという人も多いと思います」(同)

 TVウォッチャーの中村裕一氏は、辻希美の母としての魅力をこのように分析する。

「モー娘時代の彼女は奔放で怖いものナシの破天荒なキャラクターでした。バラエティ番組『めちゃイケ』の人気企画だったタレントに学力テストをする“抜きうちテスト”では、最多出演を誇り、毎回のように異次元の珍解答を連発。不名誉にも“バカ女”の称号を得たこともありました。しかし、結婚して家族を持ったことで意識が変わったのか、それとも責任感がもともと強かったのか分かりませんが、4人の子どもたちをしっかり育てているのは本当に立派の一言です。なによりも、写真やコメントを通じて、心から育児や暮らしを楽しんでいる様子が伝わってくるのが素晴らしい。最初の頃は批判的だったネットユーザーも、どんなにバッシングされても自分のやり方を貫いた彼女のタフネスぶりにすっかり敬服したのではないでしょうか。育児や家事以外でも見習うべきところは多いと思います」

 仕事と育児も両立。親心にも溢れ、一周回って好感度が上がり始めた辻。ますますママタレとして需要が増しそうだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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