最高です。水野美紀先生 「M」の演技は鈴木おさむの「当て書き」を超えた (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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最高です。水野美紀先生 「M」の演技は鈴木おさむの「当て書き」を超えた

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

 10年以上前でしょうか、水野美紀さんが主演していた舞台を見に行きました。コメディーだったのですが、コメディーと表現できないくらいのことを水野さんは体当たりでやっていました。舞台の中で、水野さんが紐を両手で持ち、それを股に挟んで、前と後ろにスライドさせるというとんでもないシーンがありました。正直、その時、笑いきれなかった感覚がありました。だけど、思ったんです。これを舞台でやろうという覚悟がすごいなと。だから水野美紀さん、とんでもない女優さんになるのかもしれないと。
 
 あれから10年以上がたちました。今、水野美紀さんが同じことをやったら、みんな爆笑するはずです。それはあの時の覚悟のまま、経験と年を重ねたからこそ。

 水野さんには、ドラマ「M」で天馬先生と言う役をお願いしました。当て書きしました。「天馬先生は怒るとドラムを叩きまくる」と書きました。でき上がった映像を見たら、想像を超えた姿があった。撮影を終えて、水野さんからLINEが届きました。「今回も素敵な役をありがとうございます」と。      

 水野さんがやっていることは、女優さんが年を重ねた時の選択肢の幅を広げているんじゃないかと思っています。最高です。水野美紀先生。


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。バブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」の原作を担当し、毎週金曜に自身のインスタグラムで公開中

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