藤浪ら3人を「ずっと心配…」 阪神・福留孝介を“謝罪”に駆り立てたものとは (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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藤浪ら3人を「ずっと心配…」 阪神・福留孝介を“謝罪”に駆り立てたものとは

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阪神・福留孝介 (c)朝日新聞社

阪神・福留孝介 (c)朝日新聞社

「同じユニホームを着て、同じチームでプレーしている選手として、本当に皆さんに申し訳なかった、というのをまず最初に言わせてください」

 4月15日、阪神・福留孝介がチームメイトの藤浪晋太郎、伊藤隼太、長坂拳弥の3選手が新型コロナウイルス感染したことに関して、オンライン取材で謝罪をした。チーム全体の自宅待機を指示されていたが、球団施設での自主練習を20日ぶりに再開したタイミングだった。

 3選手は全国的に活動自粛が求められている中、タニマチ筋開催の食事会に参加し感染した疑いがあった。加えて感染可能性があった後も、伊藤は中日との2軍練習試合に参加し、多くの選手、関係者との接触も確認されていた。

「なんで孝介が謝らないといけないのか、という声しか聞こえてこない」阪神担当記者は今回の謝罪について疑問を投げかける。

「福留は何の関係もない。球界を代表する選手だが、選手会長などの肩書があるわけではない。球団首脳が頭を下げるのは当然でも選手が謝罪するようなことではない。開幕のメドも立たない状態で、選手は調整も難しい。しかも福留のような大ベテランは1年1年が勝負。野球だけに専念させてあげるのが球団としての役割のはず」

 3選手の感染発覚後、阪神球団首脳は謝罪談話を発表した。しかし発端とされる食事会の詳細については、一切公表してこなかった。カタチだけの対応に終始している感が拭えず、今回の福留の謝罪は奇異に映ってしまう。

 福留は今年でプロ22年目、43歳の大ベテラン。PL学園、日本生命というアマチュアのエリートコースを歩み、98年秋、逆指名制度で中日に入団。結果的に社会人へと進むが、高校3年のドラフトでも7球団が競合した逸材は、プロ入り後も期待通りの成長曲線を描いた。08年からはシカゴ・カブス他、MLBでもプレーし、13年からは帰国して阪神で活躍を続けている。

「俊足強肩強打の三拍子揃った選手。とくに天才的な打撃術には定評があった。スイングが抜群に速く、球を捉える技術もずば抜け、長打力もあった。本人も打撃には相当のこだわりを持っていて、満足することなく高みを目指していた」アマチュア時代から取材しているスポーツライターは、天才的とまで形容された福留の打撃について語る。


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