フィリピンの配車アプリで来たのは…アジアのタクシーはくせ者だった<下川裕治の旅をせんとや生まれけむ> (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

フィリピンの配車アプリで来たのは…アジアのタクシーはくせ者だった<下川裕治の旅をせんとや生まれけむ>

連載「旅をせんとや生まれけむ」

下川裕治dot.#旅行
下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(週)、「アジアはいつも薄曇り」(隔週)、「タビノート」(毎月)

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(週)、「アジアはいつも薄曇り」(隔週)、「タビノート」(毎月)

ニノイ・アキノ国際空港のグラブタクシーカウンター。最近、一般タクシーの運賃トラブルもかなり減ってきている

ニノイ・アキノ国際空港のグラブタクシーカウンター。最近、一般タクシーの運賃トラブルもかなり減ってきている

 それなのに、マニラの空港ではグラブタクシーがちゃんと入っている。

 カウンターにいた女性に聞いてみた。

「スマホはあるけど、ネットにつながっていないんですけど」
「大丈夫。私がネットで呼ぶので」

 彼女のスマホに運賃が提示された。通常運賃の4割増し程度だった。クーポンタクシーやぼったくりタクシーよりは安い。

 車はすぐにやってきた。マニラ市街に向かう車のなかで運転手が話しかけてきた。

「普段は一般タクシーに乗ってるんですが、今日は休み。アルバイトです」

 混乱してくる。配車アプリ型タクシーは、客がネットを使ってタクシーを呼ぶシステムだった。運転手もこれまでのタクシーとは違う質を求めていった。ところがマニラではグラブタクシーのスタッフが車を呼び、運転手も既存のタクシーの運転手。グラブタクシーとブランドが替えられただけ?

 アジアはやはりくせ者である。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

下川裕治

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(隔週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(隔週)、「タビノート」(毎月)など

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい