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日本人野手に厳しいメジャーの現実 筒香、秋山は“青木的”な契約も

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杉山貴宏dot.
大リーグ挑戦を表明したDeNAの筒香嘉智外野手 (C)朝日新聞社

大リーグ挑戦を表明したDeNAの筒香嘉智外野手 (C)朝日新聞社

 2010年以降で新たに誕生した日本人メジャーリーガーは、投打の二刀流プレーヤーである大谷翔平を除くと打者はわずか4人。2011年の西岡剛(ツインズ)、2012年の青木宣親(ブルワーズほか)と川崎宗則(ブルージェイズほか)、2013年の田中賢介(ジャイアンツ)のみだったが、今年は一気に3人の打者がメジャー移籍を実現させるかもしれない。

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 その3人とは筒香嘉智(DeNA)、秋山翔吾(西武)の両外野手、そして、菊池涼介内野手(広島)だ。このうち筒香はポスティングシステムでの移籍を目指すことを表明し、秋山は海外フリーエージェント権を行使する。菊池は国内FA権の行使見送りを表明したものの、11月1日時点ではポスティングでのメジャー挑戦の可能性を残している。

 気になるのは、彼らがどういった形でメジャー移籍を実現させられるかだ。日本人メジャーリーガーの打者たちはイチロー(マリナーズほか)という大成功例や松井秀喜(ヤンキースほか)の活躍こそあったものの、それ以外の選手は総じて日本時代の実績からすると物足りない結果に終わっている。

 それもあってか、冒頭で紹介した4人のうち、すんなりとメジャー契約を結べたのは西岡だけ。日本での実績がやや低めだった川崎と田中はマイナー契約からのスタートで、青木はポスティングで交渉権を獲得したブルワーズがワークアウトを実施してからようやく2年契約を結ぶという異例の船出だった。

 それでも大谷が打者としてもメジャーで十分に通用すると証明したことは、今オフにメジャー移籍を狙う選手たちにとって追い風になるのは確か。特に長打力でアピールしたい筒香にとっては、日本での打者としての実績は大谷以上であることを前面に押し出していきたいだろう。

 ただし、筒香には守備力の不安が付きまとう。メジャーリーガーの外野手、特に強豪チームは打力のみで勝負するにはスーパースター級でないと厳しく、現実的に契約の可能性が高いチームは指名打者制を採用しているア・リーグの中堅以下のチームになるだろうか。


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