ペナントでカギ握る“助っ人” 打てる外国人が何を考えているのか聞いてみた (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ペナントでカギ握る“助っ人” 打てる外国人が何を考えているのか聞いてみた

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山岡則夫dot.
ヤクルト・バレンティン (c)朝日新聞社

ヤクルト・バレンティン (c)朝日新聞社

 一方、セ・リーグに目を移すと、現状、中日とヤクルトの2チームは優勝争いから脱落したと言える。しかしこの2チームには驚異的な外国人選手がいる。中日のビシエド、そしてヤクルトのバレンティン。彼らの打棒が爆発することで、優勝争いを演じている他チームの明暗が分かれる可能性はある。

 ビシエドは2018年に178本の最多安打で首位打者を獲得し、加えて26本塁打も放ったリーグ最強打者の一人だ。今季もリーグトップクラスの安打数を稼ぎ、本塁打は1位の約2分の1に当たる16本(数字はすべて8月29日現在)と少ないが、二塁打は1位の35本を記録している。

「日本には良い投手がたくさんいる。その中で結果を出すためには、はじめから長打を狙うことはできない。あっという間に凡打してしまう。私は長打を意識して角度をつけて打つタイプではない。しっかり打ち返すことで、強くて低くて速い打球を打ちたい。だから本塁打よりも外野手の間を抜く打球が多い時が調子は良い。二塁打が多いのはそのためでもある。打席内ではボールを上げないようにすることを心がけている」

 2013年に歴代最多となるシーズン60本塁打を記録したヤクルトのバレンティンの考えはこうだ。

「やっぱり本塁打はうれしい。でも狙うと、どうしてもスイングが大きくなってしまう。コンパクトにスイングすることを一番大事にしている」

 バレンティンは毎年タイトル争いの常連であり、狭いと言われる本拠地・神宮球場のみならず、どの球場でも本塁打を打てるパワーが持ち味だ。

「変化球に対応することが大事。そのために投球を手元まで引きつけること。スイングをコンパクトにすることで見極めができる。ボールをコンタクトした後は、とにかくバットとともにボールを飛ばすような感覚でフォローを大きくすることかな」

 バレンティンは現状のチーム状況を心底、悔しがっている。「チーム状況がどう、とか関係ない。とにかく1つでも多く勝ちたい。それがヤクルトファンに対する僕らの責務だから」と、1つでも多くの勝ち星を挙げるために心を折らずに必死にバットを振っている。


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