選手の帽子・ユニホームのサイズはすべて暗記 DeNAを支える用具係の日常 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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選手の帽子・ユニホームのサイズはすべて暗記 DeNAを支える用具係の日常

プロ野球の裏方たち

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井上啓太dot.
横浜DeNAベイスターズの定岡卓摩さん。影のユーティリティプレイヤーだ。

横浜DeNAベイスターズの定岡卓摩さん。影のユーティリティプレイヤーだ。

 DeNAの場合、用具係は1軍、ファームと合わせて6人。1軍帯同の定岡さんは、平日のナイトゲームでは午前11時ごろに球場入りする。午後2時すぎからの全体練習に向け、ボールやマスコットバットなど、チームが使用する用具を準備。早出して自主練習する選手がいれば、打撃投手をしたり、ティー打撃にトス役として付き合ったりする。全体練習の後には、ボール磨きや道具の片付けが待っている。

 自身の仕事について、定岡さんは「選手が必要としているものを予測することが難しい」と語る。

「特に盗塁が多い選手は、試合中にズボンが破けることが多いので、注意しています。いざという時のために、予備のズボン・ベルト・背番号付きのユニホームを各選手、最低限1セットずつ用意しています。」

 選手だけでなく、監督やコーチが使用するバスタオルや着替えた衣類の回収なども行う。この仕事を始めて6年、選手の帽子やユニホームのサイズはすべて暗記した。ちなみに、DeNAは公式選手用キャップに、アメリカに本社を置く「New Era」(ニューエラ)製のものを使用している。日本製のものと異なり、つばが平らな状態で納品されるため、DeNAはつばが平らの選手が多い。

 定岡さんはブルペン捕手も担っている。時に投手とキャッチボールをしながらでも、周りにいる他の投手の表情や様子を見て、追加で投球練習をしたい選手がいないかなど、気遣いを忘れない。試合が始まればブルペンで待機し、モニターで状況を見ながらベンチ入りの中継ぎ陣の投球を受ける。

「投手それぞれに球の癖があり、捕手経験もなかったことから最初は苦労しました。同じ変化球でも投手によって曲がり方が異なりますし、直球でも球が動く選手もいます。ブルペンで経験を重ね、各投手の特徴を覚えました。構え方もコースギリギリに構えたり、バッターボックスの線上にミットを持ってきたりと、投手の特徴や性格を把握してあわせています」


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