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羽生結弦に“不安”あり それでも世界選手権で期待できる理由

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羽生結弦は2年ぶり3度目の世界選手権制覇に挑む(写真:GettyImages)

羽生結弦は2年ぶり3度目の世界選手権制覇に挑む(写真:GettyImages)

 2014年ソチ五輪シーズン以来の、国内開催となる世界選手権。今季のここまでの戦いを見れば、男子の優勝争いを演じる有力候補は昨季の平昌五輪金メダルの羽生結弦、銀の宇野昌磨、そして世界選手権王者のネイサン・チェンと、実績のある3人に絞られるだろう。

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 ただ、日本勢ふたりは不安を抱えての挑戦でもある。羽生は昨年11月17日のロステレコム杯フリーの公式練習で右足首を痛め、4カ月ぶりの試合。また、宇野は昨年末の全日本選手権で右足首を捻挫しながら強行出場したのちに同じ箇所を2度も捻挫し、2月の四大陸選手権は優勝したものの、フリーは構成を落としての演技だったからだ。

 羽生の故障は平昌五輪シーズンに痛めたのと同じ右足首で、右足関節外側靭帯損傷と三角靭帯損傷、右腓骨筋腱部損傷。3週間の安静と1カ月間のリハビリが必要と診断された。平昌五輪の時はケガをしてから本番までは14週間で、今回は大会まで17週間と少し余裕はある。平昌五輪時はまだ激しい痛みがある状態で、右足を強く使うルッツやループなどを跳ぶのも大変だったうえ、五輪後も1カ月間、氷に乗ることを控えて安静にしていた。今回はその時より3週間ほど長い準備期間があるとは言え、万全な状態で臨むのは厳しいと思える。

 ただ、そんな状況での挑戦において、平昌五輪の経験は参考になるだろう。当時の羽生は「フリーに4回転ループを入れられないで何が五輪王者だよ」という気持ちで自分にプレッシャーをかけて練習し、移動前日にやっと跳べたというが、本番では自分の状況を冷静に判断してループは回避。4回転はサルコウとトーループの2種類に抑え、金メダルという結果を残したのだ。

 もっとも、昨季のフリーでは4回転を2種類で4本組み込むことができたが、今季からはルール改正で4回転を2本跳べるのは1種類だけと制限されているため、2種類なら3本のみになる。そこで、4回転の本数を増やすためにループを入れる判断をするかどうか。さらに後半に、こだわりを持つ4回転トーループ+トリプルアクセルを入れるのかどうかも注目点だ。



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