大坂なおみ、全豪制覇の裏に「和の精神」? 海外メディアも“禅の心”を称賛 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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大坂なおみ、全豪制覇の裏に「和の精神」? 海外メディアも“禅の心”を称賛

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決勝戦の翌日、メディアを前に優勝トロフィーを披露する大坂なおみ(写真:getty Images)

決勝戦の翌日、メディアを前に優勝トロフィーを披露する大坂なおみ(写真:getty Images)

 1月26日に全豪オープンの女子決勝が行われ、世界ランク4位の大坂なおみが同6位のペトラ・クビトバ(チェコ)を7-6、5-7、6-4のフルセットで下し優勝。昨年の全米オープンに続き、自身2度目となるグランドスラム制覇を成し遂げた。

 決勝では第1セットをタイブレークの末に奪ったが、第2セットではこの試合初めてブレークを許すなど厳しい立ち上がりとなった。しかし、そこから盛り返し、5-3とリード。第9ゲームには40-0とし、試合を決めるチャンスもあったが、そこからクビトバの脅威的な粘りにあい第2セットは5-7で落とす嫌な流れとなった。

 このセットでは終盤に思い通りのプレーができず、ミスした後にボールをコートに強く打ちつける場面も。精神的な乱れがコート上で出てしまった。しかし、この日の大坂はここから自身のプレーを取り戻した。第3セットは第1ゲームこそ悪い流れを引きずったが、徐々にペースに持ち込み、第3ゲームをブレーク。その後はサービスゲームをしっかりとキープし、見事に勝利をたぐり寄せた。

 大坂は今季開幕戦となるブリスベン国際でも、試合中にラケットを投げるなど、精神的な弱さを露呈。自身のSNSに「大人にならなければいけないと、自分に言い聞かせている」と語ったように、メンタルの成長が今大会の課題の一つでもあった。

 実際、前述のとおりイライラする場面も見受けられた。さらに、相手のクビトバは2度のグランドスラム制覇の経験があり、16年12月には強盗に襲われ、利き手の左手に重症を負いながらも復帰した強い精神力を誇る選手。第2セットで逆転を許した場面では、もうダメだと思ったファンも多かったはずだ。

 しかし、結果的に大坂は“逆境”を跳ね返した。米大手スポーツ専門局「ESPN」のウェブサイトも「世界ナンバーワンとなる選手のナオミオオサカは、コート上で完全に成長しきった姿を見せた」と、その精神力を称賛している。

 同サイトは、この試合の第2セットで一度勝利を掴みかけたが、そこから逆転を許してしまった場面に言及。「このようなシチュエーションでは、たいていの選手は一気に勢いを失ってしまう。特に21歳のオオサカのように若い選手は」と、試合の流れを分析。10年以上のキャリアを誇るベテランのテニス記者も「大きなリードを失った選手が、そこから立ち直れずに終わってしまったのを何度も見た」と、いかに不利な状況に陥っていたかを説明した。



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