■絹と綿の靴下を重ね履きして冷え対策

 ほかにも女優の吉田羊(年齢非公開)は、365日お風呂以外は靴下を重ねて履いていることをテレビ番組で明かしている。

「吉田さんが愛用しているのは絹2枚、綿2枚の4枚セットで履くという靴下です。左右の足にそれぞれ絹と綿、絹と綿の順番に履くんだそうです。片足だけで4枚となるんで相当、分厚くなりますが、この靴下の重ね履きは健康雑誌や女性誌などで特集され、話題になったこともあります。吉田さんは7年も前からこの方法を取り入れているそうで『冷え性にならないための防御策』と話していました。体温が高めの上半身を涼しくして、体温が低い下半身を温かくし、全身の血液の巡りをよくしようというのが基本の考え方だそうです」(同)

 女性誌などで活躍する美容ライターの三輪順子氏は、最近の芸能人の温活事情についてこう語る。

「モデルや女優の間ではここ数年、白湯を飲むことが流行しています。白湯を飲むと胃や腸が温められ、血液の流れがよくなって基礎代謝が上がるといわれています。冷え性や便秘が改善されたという声も多く、一般の方でも習慣にしている人が増えてきました。また、懐かしさを感じる湯たんぽや腹巻きも若い女性の間ではブームから定番になってきています。最新の技術を取り入れて効果的に体を温めてくれるもの、デザイン性に富んだもの、見た目がかわいく癒やされるものなど、市場の拡大により、選択肢の幅も年々広がっています。体を中から温めるなら、漢方薬としても重宝されてきたショウガを積極的に取り入れたいですね。すりおろして紅茶やお味噌汁などに入れて飲めば、血流アップが期待できるのでオススメです」

 お金をかけなくても気軽に実践できるものが多い温活美容。美人女優たちも実践する温活で毎日の生活にプラスして、寒い季節を賢く美しく乗り切りたい。(ライター・高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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