決勝で破れた大坂なおみ選手(撮影/福井しほ)
決勝で破れた大坂なおみ選手(撮影/福井しほ)
優勝したカロリナ・プリスコバ選手(撮影/福井しほ)
優勝したカロリナ・プリスコバ選手(撮影/福井しほ)

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン決勝戦に大坂なおみ選手(20)が登場した。3大会連続での優勝に期待がかかったが、元世界ランク1位のカロリナ・プリスコバ選手(チェコ)に4-6、4-6で敗れ、凱旋優勝はならなかった。決勝後の会見で「リラックス法」を質問した記者に「それが最後の質問で本当にいいの?」と逆に突っ込むなど“なおみ節”は健在だった。会見全文は以下の通り。

【写真】優勝したカロリナ・プリスコバ選手

* * *
――試合を終えて一言。

今日はプリスコバ選手が本当に素晴らしい試合をしていたと思います。サービスも本当に良かったと思います。私は自分の中であまり深くを考えずにプレーしていたので、もう少し時間が経てばあれこれと振り返ることはあるかなと思っています。

――プリスコバ選手のプレーがいつもの攻撃的なものとは違い、プレーを作るような印象でした。そこは意外でしたか。

インディアンウェルズで戦った時はだいぶ似たような展開の試合だったように思います。その時の彼女のサーブは強かったように思うが、それほど彼女のテニスとしては大きな違いはなかった。ただ、今日は私自身のミスがところだと思います。

――全米オープンが終わってタイトなスケジュールで挑んだ本大会で、日本のファンからの声援を受けての試合はいかがでしたか。

このところ休む暇がなかったので、今はとても疲れを感じています。USオープンでプレーし続け、この大会でも良い試合が続けられたと思っています。それを思うと自分自身、誇りに思える1週間でした。

――相手のプレースタイルは想定内だったが、エラーが多く出てしまった原因はどこにあると考えていますか。

それを今言えていれば、試合でも修正できたと思います。技術的な面で言えば、疲れを感じている自分がいるので、試合でも本来はもう少し体を曲げて打ち返せていたところができていなかった。細かなところは自分なりにはできたと思っていますが、現時点では私よりもここにいる皆さんのほうが悪かったところが分かっているのではないでしょうか。

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福井しほ

福井しほ

大阪生まれ、大阪育ち。

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