本田、中島、宇佐美…W杯に向けハリルJを躍動させる「起用法」 (3/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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本田、中島、宇佐美…W杯に向けハリルJを躍動させる「起用法」

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河治良幸dot.
4試合連続ゴールの宇佐美貴史(写真・Getty images)

4試合連続ゴールの宇佐美貴史(写真・Getty images)

 ただ、ドイツで守備意識に成長は見られるものの、浅野や伊東純也ほど攻守に渡り縦に激しく上下動しながら持ち味を発揮できる類いの選手ではない。攻撃においても深い位置でロングボールに競るタイプではなく、その点はハリルホジッチ監督がスタメン選手に求めるスタンダードをハイレベルに満たしているとは言いがたい。ただし、左サイドからも同様の仕事が期待できるため、代表ではやはり勝負どころのジョーカーがふさわしい起用法かもしれない。

 インサイドの組み合わせとしては攻撃においてタメを作れるタイプの選手がいた方が良い。なぜならば宇佐美も本質的には攻撃の起点になれる選手であり、ただその意識が強くなるとボールサイドに寄ってしまう傾向がある。怪我が無ければ香川との組み合わせも考えられたが、ベルギー遠征では別の候補との組み合わせから可能性をさぐることになる。

 縦志向が強い上にキープ力とパスセンスの両面に優れた森岡がトップ下なら、宇佐美の特徴をいきなり生かしてもおかしくはない。同世代のライバルでもあった柴崎岳とのコンビネーションも実現すれば楽しみだが、所属クラブのヘタフェで途中出場が続いている現状から今回のメンバーに招集されるかどうかは微妙なところだ。

 [4-3-3]の場合は左利きの本田が右の中央寄りでタメを作り、宇佐美の推進力を生かす形もイメージできる。また今回選ばれるかは不明だがパスセンスがあり、縦に攻め上がれる大島僚太のようなタイプのボランチと攻撃イメージを共有できれば、これまで“ハリルジャパン”であまり見られなかった新しい攻撃の形が生まれるかもしれない。

 選ばれれば“ハリルジャパン”のニューフェイスとなる中島はタイプや基本ポジションこそ宇佐美と異なるものの、やはり戦術的なスタンダードよりも決定的なスペシャリティでチームの力になりうる選手だ。相手のプレッシャーが少ないアウトサイドを根城に、タイミングよくインサイドに流れてバイタルエリアで勝負する。



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