実年齢と10歳も差のある役を見事、演じきった葵だが、今回の朝ドラに出演する前からそんな難役にチャレンジしていたのだ。一方、彼女のプライベートに関して「大人の女性のような趣味で、インドア派。落ち着いた感じがします」と語るのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。

「まず、アニメやマンガ、小説が好き。オフの日は家にいることが多く、録画したアニメを見たり小説を読んだりしているそうです。ちなみに、マンガに関しては『ずっと読める』という理由から長期連載している作品が好きで、全巻一気に大人買いすることも。小説では宮部みゆきや伊坂幸太郎の作品を好んで読むとか。さらに、宝塚が大好きだということを公言していて、一人で劇場に行くこともあると語っています。良い作品だったら、公演のDVDを購入するどころか、もう一度観劇することもあるそうです」

 インドア派で宝塚好きな葵。宝塚ファンは礼儀正しくて品のある人が多いことで有名だが、葵も同様に一般的な10代に比べて上品なのだろう。

「高校生の時から既に『カッコいい大人になることが目標』だったと語っていましたね。今の朝ドラの撮影時は収録のある大阪で一人暮らしをしていますが、週末に料理をすることが気晴らしになっているとか。心を無にできるところがリフレッシュに繋がるようです。葵の場合、そんな私生活や過去の仕事が影響し、若くして落ち着いた風格が身についたのでしょう。これからも、今どきの女子から大人の女性まで老若演じ分ける、役の幅の広い女優へと成長していくと思います」(前出の編集者)

 今回の朝ドラで葵は最終的に50代まで演じるという。役との年齢差が30歳以上もあり一筋縄ではいかないと思うが、どんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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