名将か愚将か…セ・リーグの監督を査定する!【2017年版】 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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名将か愚将か…セ・リーグの監督を査定する!【2017年版】

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氏原英明dot.
選手を出迎えるDeNAのラミレス監督 (c)朝日新聞社

選手を出迎えるDeNAのラミレス監督 (c)朝日新聞社

 その中でも、荒木雅博の2000本安打、岩瀬仁紀の最多試合登板など、ベテラン勢の活躍に引っ張られ、チームの骨格作りには成功したシーズンともいえる。外国人のゲレーロ、ビシエドを主軸に据えながら、ルーキーの京田陽太を1番遊撃手として一本立ちさせた。順位は5位だが、希望の見えたシーズンだった。

 小笠原慎之介、鈴木翔太、柳裕也ら若い世代に希望が膨らむ。ドラフト1位で指名した鈴木博志はブルペン陣を厚くできる即戦力としても期待できる。森繁和監督のマネジメントは形になってきている。


【高橋由伸(巨人)】 評価:C

 監督っぽさが見えてこないのがシーズン中盤までの高橋監督だった。交流戦の前後でチームワーストの13連敗を記録。エース・菅野智之をもってしても止められなかったのは、指揮官の力量と言われて致し方ない。世代交代を含めて過渡期にきている。

 ただ、その中でも、フロントが改編されるとともに、チームの停滞に歯止めがかかったのは、少しずつ指揮官としての色が出始めたからに他ならない。「2番・二塁」にマギーを起用するという大英断は巨人が歴史と伝統のある球団であることを考えると、容易ではない。これは高橋監督が指揮官としての方向性を示したひとつの施策といえるだろう。

 菅野、マイコラス、田口麗斗の3本柱に加えて、ジュニアオールスターで活躍したルーキーの畠世周をローテの一角に据えて3位を猛追した。シーズン終盤の反撃に大きな力となったとともに、来季以降へつながる采配だった。


【アレックス・ラミレス(DeNA)】 評価:A

 シーズン3位ながら日本シリーズ進出を果たした。その日本シリーズでも、ソフトバンクを追い詰めるなど、大きな足跡を残したシーズンだった。

 去年からの継続のひとつとして2番に梶谷隆幸を起用し、「8番・投手」「3番・筒香嘉智」など常識外の起用があった。投手陣でも、不調だったクローザーの山崎康晃を一時、中継ぎに配置転換するなど、柔軟性のある起用を見せた。


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