ハリルJに生き残るのは誰だ? 本大会に向けた“第三段階”がスタート (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ハリルJに生き残るのは誰だ? 本大会に向けた“第三段階”がスタート

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河治良幸dot.
代表での得点が求められる武藤嘉紀(写真:Getty Images)

代表での得点が求められる武藤嘉紀(写真:Getty Images)

 2018年6月に開幕するロシアワールドカップ本大会まで9カ月足らず。残りの期間をいかに強化していくかが本大会の結果に直結する。10月6日(ニュージーランド戦)と10日(ハイチ戦)に行われるキリンチャレンジカップ2017の2試合はそのスタートとなるが、チームのベースとなる部分をアジアの相手とは違った特徴を持つ相手との対戦でチェックすることはもちろん、注目したいのは選手の持つ武器だ。

「監督の言っているサッカーはもちろんやらないとダメですし、監督が求めていることはやらないといけないので、それをやりつつ、プラスアルファで、1人1人が何かやっていかないと世界とやる時に勝てない」(乾貴士)

「監督が求めることをどこに行っても100%やったうえで、プラスアルファ何ができるか」(小林祐希)

 それぞれの選手がそうした部分の必要性を認識している様だが、選手の武器を見極めることは本大会に向けて足りない要素の見極めにもつながる。現在のメンバーで足りないものがあると監督が考えれば、その武器を持つ新しい選手を探すことになるだろう。

 世界との戦いに向かうにあたり、最も気になる要素の1つがセンターバックの強さだ。日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が“デュエル”(フランス語で決闘のことで1対1を意味する)と表現する1対1や競り合いに関して、特に最終ラインはアジアのライバル国に対しても苦しんだ。世界では規格外の高さや強さを持つFWやロングボールから一発でゴールを決めてしまう様なストライカーがひしめく。そういった相手に組織力だけで対抗することは難しい。

 そこでチェックしたい選手の1人が植田直通だ。これまで最終予選のメンバーに何度か招集されたものの出場は無く、23人枠に入れずベンチの外から試合を観戦することもあった。確かに経験豊富な吉田麻也や鹿島のチームメートである昌子源に比べれば、まだまだDFとして粗削りな部分はあるが、身体的なポテンシャルは高く気持ちの強さも並外れたものがある。

「日本人相手じゃなく、代表戦というのは海外の選手とやる舞台だと思うので、そういった中で日本人が弱いと言われている部分を覆したいと思っている。僕は真正面から行って相手を吹き飛ばすぐらいのプレーが持ち味だし、そういったところを海外の選手相手にも出していきたい」

 鹿島では昨シーズンの途中から出場機会を増やし、試合を重ねるごとにパフォーマンスの安定感を高めている様に見えるが、まともな競り合いで劣勢になる様な相手は国内にほとんどいない代わりに、ミスなどから失点した時にそこがフォーカスされやすい。もちろんDFは1つのミスが命取りになるポジションであり、そうした安定感も重要だが、世界でより強さ、高さなどを備える相手と対戦した方が、彼の能力が引き出される部分は大きいかもしれない。


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