【5位】中日


 一時は流出濃厚と思われていた平田良介、大島洋平の主力2選手の引き留めに成功。森繁和新監督の下でチーム再建を図るが、戦力的に考えると厳しい状況と言わざるを得ない。現時点で予想をするならばBクラスは仕方のないところだろう。それでも昨季ともに7勝に終わった大野雄大、若松駿太の2人に、ドラフト1位入団の柳裕也がブレイクすれば一気に景色は変わる。2年目のビシエドが再び爆発できるか。高橋周平がフルシーズン活躍できれば、予想を覆すことはできる。

【6位】阪神
 金本知憲監督の“超変革”2年目。FAで糸井嘉男を獲得したが、ゴメスの退団がマイナス要因。若手育成に躍起になっているが、現状では前年の大不振に陥った鳥谷敬が復活できるかどうかが貧打解消の最大のカギ。4月に40歳を迎える福留孝介が昨季の好調を維持できるかどうかも問題だ。投手陣では岩貞祐太の成長は大きいが、能見篤史に衰えの色が…。藤浪晋太郎が不振から脱出し、新たな若手が頭角を現すことができるか。守護神問題も解決しなければならない。期待が大きい反面、“ダメ虎”として低迷してしまう危険性も大いにはらんでいる。