オマーン戦の4日後には、W杯アジア最終予選が控えている。相手は現在グループ首位に立つサウジアラビアだけに、ここは絶対に勝たなければならない。そうなると、実戦から遠ざかっている主力選手をオマーン戦で一度使っておきたい。そんな気持ちは当然、ハリルホジッチ監督のなかにあるだろう。

 チームを活性化させるためにも、新戦力を試したいところだが、さりとて経験のあるベテランの力も必要。そんな板挟み状態のなかで、ハリルホジッチ監督はどんな選手起用を見せるのだろうか。

 年内最後の親善試合は、来年以降のチーム作りの指針を探るうえでも注目したいゲームである。(文・浅田真樹)