──血管に長いカテーテルが挿入されましたが、違和感はありませんでしたか?

関根:全くないです。血管には神経がないので、カテーテルが奥深くまで入っていても、何も感じないんです。僕は左手首から入れましたが、切ったのもわずか3ミリでした。

──手術はすぐに終わったそうですね。

関根:2時間くらいでした。しかも後半40分は寝ていました(笑)。目が覚めたときには手術は終わっていて、ベッドに左手を突いたとき、少し傷口に痛みが走った程度です。

──入院中、お孫さん(女児)がお見舞いに来てくださったと聞きました。

関根:生後6カ月(当時)になる孫を、娘の麻里が連れてきてくれました。嬉しかったですね。手首に傷があったので、抱っこすることはできなかったんですが、普段笑わせ、あやし、愛しまくっている孫が来てくれたおかげで、病室がパッと明るくなりました。

――お孫さんが成人されるまで、元気でいるのが目標だそうですね。

関根:親ばかならぬ、祖父ばかで申し訳ないのですが、孫はとにかく可愛いですね。実は14年間家族同然だった愛犬が、昨年亡くなりました。それと入れ替わるように初孫ができたんです。小学校、いや中学校ぐらいまでは可愛いんじゃないですかね。孫の思い出に残りたいし、成人する82歳までは何としても生きたいです。孫にも「成人式は一緒に行こう!」と言ってあります。

※週刊朝日MOOK「突然死を防ぐ 脳・心臓のいい病院