元自衛隊メンタル教官が教える 感情コントロールに有効な「◯◯人」視点 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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元自衛隊メンタル教官が教える 感情コントロールに有効な「◯◯人」視点

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うつ状態に陥るまで疲れきらないように「疲労のコントロール」をすることが大事なのだが……(写真はイメージ)

うつ状態に陥るまで疲れきらないように「疲労のコントロール」をすることが大事なのだが……(写真はイメージ)

スーツを着た原始人の特徴(『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』より)

スーツを着た原始人の特徴(『自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法』より)

 しかし現代人が、例えば電車で隣人の肘が当たっただけで命がけの反応をしていては身が持たないし、不要なトラブルのもとだ。何より、大人気ない。

 そこで、通常は理性でその怒りをコントロールする。ところが、高いレベルのストレスで疲労が蓄積してくると、無意識の反応として、弱っている自分を守ろうと、自然に被害者意識が大きくなる。

 すると、怒りの感情が思考まで乗っ取るようになってくる。ある程度のストレスまでは、明晰な頭脳で怒りをコントロールしてきた人が、今度はその明晰な頭脳をフルに使って、相手の悪意を検索し、相手をどう懲らしめようかを考え続けてしまう。

 どうしたらいいのだろうか。

 もちろん、まずは休息して、疲労回復に努めることである。疲れが取れてくれば、自分を守ろうとする感情の過剰反応も少しずつ収まっていく。

 もう一つは、このような場合は、感情を体からコントロ-ルするほうがうまくいく。頭で考えるより、少しの運動、呼吸法、ヨガなどのほうが、ずっと冷静になれる。不安が減少して、「自分はまだまだ大丈夫」だという身体への自信から、自信が回復してくるのだ。

 過酷な環境で生活する兵士はそれをよく知っていて、隙を見つけては、ランニングや筋トレに励んでいる。

 ただ、この体から感情をケアする方法も、感情が抑えきれなくなってから急にやろうとしても難しい。日ごろから少しずつ訓練しておくといいだろう。


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