給料袋型や夏目漱石直筆?あなたのセンスが問われるカレンダー 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
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給料袋型や夏目漱石直筆?あなたのセンスが問われるカレンダー

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 今年もあと1ヶ月。街ではクリスマス商戦がいよいよ本番だが、この時期はカレンダー売り場もにぎやかさを増す。お得意さまに配布される企業カレンダーで済ませる人もいる一方、毎年こだわりカレンダーを購入するという人も多いということだろう。

 店頭に並ぶカレンダーには、遊び心あふれるものが多く、そのアイデアには感心させられる。例えば、給与封筒の形をしたポケットカレンダー。日々のお買い物レシートなどを入れて整理するという家計簿的な役割を果たすことができる。景気上向きと言われながらも、家計は来年も堅実さを求められると言うことだろうか?

 古典的な日めくりスタイルでは「食べること365日 味のカレンダー」が楽しめる。食の達人マッキ―牧元氏のエッセーと宗誠二郎氏のイラストで、毎日違った食材が紹介されており、気持ちがほっこり温かくなるようなしつらえだ。こういう味わい深いカレンダーなら、新年のごあいさつの品としてもいいだろう。

 さらに近年流行のご当地ゆるキャラものでは、島根県を自虐ネタで応援する「島根県×鷹の爪 スーパーデラックス自虐カレンダー」が注目。「『今でしょ!』がいまだに流行らない」、「また来るぜ!と言ってたバンドが二度と来ない」と自虐コピーに、逆に愛を感じるこの不思議さ。昨年は壁掛け版と卓上版あわせて1万部が完売。2014年版も発売当初から注目を浴びている。

 そんな多様なカレンダーを集めた「全国カレンダー展(主催:日本印刷産業連合会)」という催しがある。デザイン性や実用性、印刷技術などを通してカレンダーが文化向上に寄与することを目的としたもので、集まった作品の中から優秀と認められたものには経済産業大臣賞などの賞が贈られる。実用性重視のもあれば、地球環境、癒やしなどの社会背景をテーマにしたもの、グラフィック要素が強いものなど毎年力作が数多く集まる。そのなかで通算15回も連続受賞を果たしているカレンダーシリーズがある。それは住宅メーカーのミサワホームが作る「偉人の筆跡カレンダー」 のシリーズだ。このカレンダーは夏目漱石や宮沢賢治、ゴッホやダ・ヴィンチなど、古今東西の偉人たちが手紙・日記などに残した自筆の数字を日付に利用している。正方形に近い紙面に、本人の筆跡から集めた数字がただシンプルに並んでいるだけだが、「偉人直筆カレンダー」というアイデアもさることながら、偉人の筆跡には個性や味わいがあり、インテリアとしても美しいと毎年評判をよんでいる。ちなみに来年版は生誕130年、没後80年になる竹久夢二の筆跡だ。

 暦を追うだけでなく、ひとつの表現として作られたカレンダーの数々。たくさんある中から自分のライフスタイルにフィットするものを選ぶのだから、使う人のセンスがうかがえる。お宅訪問したときに、カレンダーがその人となりを見る最初の指標となるかもしれない。さて、あなたはどんなカレンダーで2014年を過ごしますか?


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