第1334回 一日でも長く一緒にいようね、ルーク 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1334回 一日でも長く一緒にいようね、ルーク

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 ビーグル犬のルーク(写真、雄)がわが家に来て、早いもので16年。孫の誕生日プレゼントとして生後6カ月でやって来たのです。

 来て数日は夜になるとクンクン鳴き、近所から苦情をいただいて散々でした。

 孫は自分で世話をすると約束しましたが、やがて見つけた夢をかなえるべく上京。それからは私が全ての世話を引き受けました。

 ルークはとにかく元気が良く、活発ないたずらっ子。何度か脱走しましたが、いつの間にか悪びれた様子もなく戻ってきました。

 庭では鳥を追いかけ回し、垣根の隙間から顔を出し、道行く人を驚かせることが好きな人気者でした。

 ところが、いたずら好きとは裏腹に人見知りな面もあり、家に来る宅配便の方やガスの点検に来たお兄さんを警戒し、ほえるやら飛びかかるやら。それはそれは手のかかる子でした。

 時がたち、あのころのいたずらも、人見知りでほえることもなくなり、足を引きずり、耳は遠く、目もあまり見えない老犬になってしまいました。でも、これまでは元気で、病気ひとつせずにいてくれました。

 長い間世話をした現在、ルークは愛しく大切な家族です。老犬なので、夏は暑さ対策で彼専用の扇風機、冬はヒーターが登場。家族みんながルークのためにさまざまな工夫をしています。

 私は一日に何回も彼の様子を見に行きますが、夜中など、トイレに起きた後、自分の寝床がわからず、うずくまって助けを求めていることもしばしばです。

 もう私自身が介護をされてもいい年であり、老犬の世話は大変ですが、大切な家族である彼が生きている間はできる限りのことをしてあげたいと思っています。 一日でも長くたくさんの季節を、多くの時間を過ごした庭で一緒にいられるように頑張ろうね、ルーク。

(塩川よう子さん 静岡県/80歳/主婦)

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(更新 2019/7/26 )


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