おおだいら・かずえ/1964年、長野県生まれ。市井の人々の生活を独自の視点で描くルポルタージュを中心に執筆。2013年から続く「東京の台所」連載のほか、著書に『こんなふうに、暮らしと人を書いてきた』『注文に時間がかかるカフェ』など(撮影/写真映像部・佐藤創紀)
『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(1870円〈税込み〉/毎日新聞出版)「&w」(朝日新聞デジタルマガジン)の人気連載「東京の台所」の書籍版で、同シリーズ4冊目となる。妻を亡くし、娘と2人暮らしのシングルファザーや神風特攻後続隊に志願経験のある94歳の女性など21人21カ所(一部沖縄もあり)の台所が登場し、それぞれの物語が綴られる。写真撮影は一部をのぞき2006年度木村伊兵衛写真賞受賞作家の本城直季氏