その爆発力は恐れるばかり。5月3日のロッテ戦(ZOZOマリン)ではバックスクリーン直撃弾、レフト前ヒット、右中間を破る決勝の2点タイムリー3塁打の3安打を放ち、実現はならなかったが史上初の同一シーズン2度目のサイクル安打達成へ王手。さらに8日の西武戦(大宮)では本塁打を含む4安打の大暴れを見せると、18日のロッテ戦(ZOZOマリン)では自己最長を更新する22試合連続安打もマーク。記録は22試合で途切れたが、その後もヒットを重ね、5月だけで計13度のマルチ安打を放ち、球団5位タイの月間41安打をマークした。

 柳田が月間MVPを受賞すれば、2017年6月以来5度目。秋山翔吾(西武)も5月に打率.356、6本塁打、20打点と月間MVPにふさわしい成績を残したが、柳田には及ばない。三冠王&2度目のトリプルスリーと期待を膨らませる男の月間MVP受賞は、ほぼ確実だろう。

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