「つややかな肌とぷっくり唇が印象的な石原さんですが、ドラマや映画の出演時にセルフでメイクをしてしまうほど美容に関する感度が高いんです。それだけにどんなに手をかけているのだろうと思いきや、ツヤ肌のために気をつけていることは『とにかく保湿重視』と取材に答えています(『美的』5月号)。その時々で肌状態は変わるので、スキンケアを流れ作業にしないのもポイントで、肌を触って、足りないと感じたら、必ず足すプロセスを加えるそう。つけ方も日々いろいろ試すという研究家な一面も。また、くすみやくまが出ていたら、それは血行が悪い証拠なので、自力で徹底的に足裏をマッサージするそうです。日々の的確なセルフメンテナンスがあの美貌を支えているんですね」(美容ライター)

 妊娠を発表し、幸せオーラ全開で美しさにさらに磨きがかかっている佐々木希(30)もやはり保湿重視派だ。

「まるで湯上がりのような佐々木さんのふっくらした潤い肌。これは丁寧な保湿の賜物だそう。スキンケアのルーティンはとてもシンプルなのですが、肌がひたひたになるまで化粧水を重ねづけしたり、ひと工程ごとにじっくりハンドプレスをしたり、丁寧さを心掛けているんだとか。移動中はクリームを持ち歩いてこまめに保湿。乾燥する隙を一瞬たりとも作らないようにしていると『美的』(4月号)で明かしています」(同)

 潤い重視といえば、キャスターとしても活躍する桐谷美玲(28)の徹底ぶりが目を引く。「最近、肌の調子がいいねって褒められて嬉しい」(『VOCE』5月号)と語る桐谷の秘密は加湿器にあるようだ。同誌によれば、梅雨の時期を除いてほぼ一年中4台の加湿器がフル稼働し、部屋の湿度を常に60%にしているという。加湿器の購入時にユーザーレビューを見まくり、厳選した精鋭ぞろいだとか。

 美肌ぞろいの女優陣だが、実は肌が弱く、毎月血液検査をして体の状態を把握しているというストイックな者もいる。昨年から各所で引っ張りだこの吉岡里帆(25)だ。

「少女のような透明感を持つ吉岡さんですが、デリケート肌のため、美容とは真摯に向き合っているようです。『美的』(4月号)によれば、肌をなるべく傷つけないようにという意識が強く、免疫力や抵抗力を高めるような生活習慣を心がけているそうです。月に1度は血液検査に行って、どんな栄養が足りていないのかを把握し、それを食事に反映させているとか。定番の朝メニューはフレッシュなグリーンスムージー。基本は手作りで、りんご、バナナ、キウイ、小松菜をベースに、炭酸水と生の酵素を入れるのがポイントと女性誌(『ar』3月号)のインタビューに答えていました。ただ過去には、体を気にして鉄分を取りすぎて、お医者に『人の3倍の数値だよ』と言われてしまったこともあると出演したバラエティー番組で明かしていました。とっても真面目なんですね」(同)

 新年度を迎え、新たな環境でのストレスも増えるこの時期。肌トラブルに備えるべく、女優たちの美容法を実践してみるのもひとつの手。「美は一日にしてならず」。シンプルながらも継続することが、美肌を手に入れる一番の近道なのかもしれない。(ライター・高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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