「鞄には必ず本が入っているほどの読書好きなんです。気になった本はハードカバーでも購入し、風呂に入りながら読むこともあるとか。犯人役を演じた『模倣犯』も既に高校生の時には読んでいて、主要な登場人物は覚えていたそうです。しかも、自然と本の内容に自分を投影させながら読むようになっているとか。本の世界に入り込んで読めば、より登場人物の気持ちも理解できるようになるので、本業で役を作っていく上でもかなり有効でしょう。ちなみに、好きな作家は池波正太郎や北方謙三だと本人が過去、語っています」(テレビ情報誌の編集者)
確かに、読書は頭で情景や表情を思い浮かべなければならないので、想像力は豊かになる。役者という、他人を演じる仕事には欠かせない要素だろう。
「今回の主演ドラマについて坂口は、『視線を広げて役をやりたい』と語っていましたね。さらに、『スタッフや共演者の心もしっかり作品に対してまとめたい』と、主演としての責任感や心構えも十分。もともと、坂口はさまざまな役を演じ分けられたり、博学で潜在能力は高いと思います。加えて、初の連ドラ主演という大任を全うできれば、役者として一皮も二皮もむけると思います。20代後半の若手俳優は数多くいますが、注目株の1人と言っていいでしょう」(同)
流行りの塩顔イケメン俳優から、演技派の俳優へと化けることができるか? まずは、4月から始まる主演ドラマでどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。(ライター・丸山ひろし)