カンニング竹山
自分が現地に行くたびに瓦礫が片付いて、次は瓦礫の山ができてたり変化はあったけど、これは相当長い戦いになるなと思ったんですよね。いまは「被災者、被災者」って毎日報道されて支援活動が続いているけど、1、2年の話じゃないな、下手したら何十年もかかる問題だなと。特に原発の問題はずっと考えていかないと、一過性の問題じゃないと思ったんです。
だから、まずは無理するのはやめようと思いました。そしたら続かないから。それで、本当に自分にできることってなんだろうって考えたときに、押し付けがましくない感じがいいなと。それは自分が楽しむことだろうから、観光だと思ったんですよね。幸い、こんな仕事をしていけるから、街中でのロケは結構やってきました。「探偵！ナイトスクープ」で結構、野面で歩かされたおかげなんですけど、昼飯を食うにしても僕は普通にファミレスとかに入るんです。顔が知られているタレントさんだとあまりやらないですけどね。それなら、カメラ無しで同じことをやればいいと思ったんですよ。
ぶらり旅しながら、ツイッターで「ここに行きます」ってつぶやく遊びを一つ入れているのは、誰かとつながって生の声が聞けたりするかなと思ったからです。取材で行ったときに街で会った兄ちゃんから本音を聞いたことがあって、多分、芸能的なポジションの問題かなと思うんですけど、僕には喋りやすいらしいということがわかった。そうなるといいなと思って、ツイッターで一日中つぶやいています。
まあ、スタッフがいないロケみたいな感じですね。基本的には行きたくなったら後輩たちと遊びに行って、観光しているだけなんですけど（笑）。そしたら友だちもできるし、触れ合えるし楽しい。最終的には福島に人を呼びたいから、SNSを見て1人でも2人でも「竹山が行っていて面白そうだから行ってみよう」て思う人が増えたらいいなと思っています。
そこで自分の中で決めているのは、嘘をつくのはやめようということですね。
カンニング竹山
しいたけ.
西崎彩智
ジェーン・スー
