「単独ライブも行き詰っていたわけではないので、一度挑戦してみようという気持ちでやったら、これが面白かったんですよ。それでまだ表現したりない部分もあったので、また次もやろうという気持ちになりました」
かもめんたるでは自分たちの笑いを最大限発揮しているが、劇団かもめんたるでしか出来ない可能性を見出した彼らは、劇団立ち上げ後、年一回のペースで舞台を踏んでいき、今年からはさらなる進歩のため、年二回公演を打つことを決めた。
ボケ担当の岩崎う大さんと、突っ込み担当の槙尾ユウスケさんは、ともに早稲田大学の先輩後輩の関係だった。大学在学中に、小島よしおさんらと5人で「WAGE」というコント集団で活動。5人という人数を生かしたスタイリッシュで作りこんだコントが特徴で、岩崎さんが大学4年、槙尾さんが2年、小島さんが1年の時に結成した。在学中より定評があったWAGEは、その後アミューズに所属し、グループ活動にとどまらず、それぞれでの活動も始める。2006年に解散後は、2007年に現在の事務所サンミュージックに所属し、岩崎さんと槙尾さんは、かもめんたるを結成する。今では「かもめんたる=コント職人」というイメージだが、結成当初は漫才もやっていたという。