家事の一つひとつに文句を言い始めた義母。同居によって、一家は崩壊していったという (※写真はイメージ)
家事の一つひとつに文句を言い始めた義母。同居によって、一家は崩壊していったという (※写真はイメージ)
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 年末年始には夫の実家に帰省する女性も多いはず。そこで勃発しがちなのが“嫁姑問題”です。嫁姑の間はこじれると修復はかなり難しい。関係を悪化させないためにはどうすればいいか、実例をもとに見ていきましょう。Reライフマガジン「ゆとりら秋冬号」からお届けします。

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 山本幸子さん(仮名、69歳)のケース

 私は長男である夫と結婚し、都内で暮らしていました。夫の実家は地方にあり、お義母さんは夫の妹、つまり自分の娘夫婦と一緒に暮らしていました。孫が生まれるまでは母娘で仲良くしていたようなのですが、義妹夫婦に子どもができてから突然関係が悪化。夫の話によると、義妹は子育てに口を出され、母親といがみ合うようになったそうです。私は「それは大変ね」と他人事のように聞いていましたが、このことが私の人生を変えてしまう発端となったのです。

 娘とうまくいかなくなった義母は、長男と暮らすと言いだしました。そして「お金を半分出すので家を建てよう」と提案してきたのです。当時、我が家は賃貸マンション暮らしで、夫は義母の提案に大賛成。私はまったく乗り気ではありませんでしたが、結局、家を建て同居することになりました。大学生の息子と高校生の娘は、おばあちゃんが建ててくれた新しい家が気に入ったようで、入居当時の一時だけ、我が家は幸せでした。

 しかし、そんな幸せは長くは続きません。嫌な予感は的中。義母は私の家事の一つひとつに文句を言い始めたのです。

 特にひどかったのが食事の時間に関して。当時私は働いていたので、帰ってきて夕飯の支度をすると20時頃になってしまいます。子どもたちもアルバイトや部活で遅いので、元々我が家の夕飯は遅めだったのです。しかし、義母は18時には夕食を食べたかったらしく、我が家のスケジュールを変えろと言いだしました。それは無理な話です。「先に召し上がってください」と言うと「独居老人のように一人でご飯を食べろというのか!」とご立腹。しかし私は仕事を優先し、義母には申し訳ないけれど夕飯の時間を変えませんでした。

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義母がカーテンも服もビリビリに引き裂き…