

(c) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation 20世紀フォックス映画
英国ミステリーの女王アガサ・クリスティーが死去してから40年余りが過ぎたが、彼女の著書はいまだ世界中で愛され続ける。
彼女の作品の中でも特に人気のある作品が『オリエント急行 殺人事件』。これまで何度も映画化された。
1974年に初めて映画化されたときも豪華キャストが話題となったが、12月8日から日本で公開される新作もジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ジューディー・デンチなど、輪をかけて豪華。そして監督と主演の二股をかけるのは、英国シェイクスピア俳優として、近年はスーパーヒーロー映画の監督として知られるケネス・ブラナーだ。
この新作映画はアガサ・クリスティーの曾孫であるジェームス・プリチャードさんがプロデューサーとして参加している。
イギリスの郊外、デボン州にあるアガサ・クリスティーの別荘でジェームス・プリチャードさんを取材した。
彼女の故郷にあるこの別荘は川を見下ろす高台からの景色は、息をのむような美しさで、広大な敷地にはテニス・コートや野菜畑、代々のペットのお墓などがある。また別荘内部には彼女の使用した家具や食器や洋服、身の回りの品々までそっくり保存されており、一般には公開されない彼女自筆のメモやパスポートなども拝見させてもらった。