【4位】鈴木将平(西武)
静岡高からドラフト4位でプロ入り。高校1 年春からレギュラーを務め、3年時に選出されたU‐18日本代表では3番打者としてアジア選手権の大会ベストナインに選ばれた。今季は高卒1年目ながら2軍で101試合に出場。木製バット、プロのスピードにも類まれな打撃センスですんなりと順応し、リーグ4位の打率.280をマークした。目標は青木宣親。新たなヒットメーカー誕生への期待は、予想以上の早さで高まっている。
【5位】宗佑磨(オリックス)
横浜隼人高からドラフト2位でプロ入りした内野手。ギニア人の父を持つハーフ選手で、躍動感あふれるプレーでグラウンドを駆け回る。2年目の16年に1軍デビュー。3年目の今季は2軍でクリーンアップを務め、104試合に出場して打率.279、1本塁打、34打点、8盗塁をマークした。高い身体能力を有し、潜在能力はピカイチ。明るい性格でスター性も十分だ。
【6位】吉田侑樹(日本ハム)
東海大からドラフト7位でプロ入りした右腕。1年目は2軍で22試合に登板して防御率5.10だったが、2年目の今季は2軍18試合で防御率2.21と大幅に向上。1軍デビューも果たし、9月には4度目の先発で7回を5安打1失点に抑えてプロ初勝利を挙げた。1軍での投球イニングは23回2/3で来季も新人王の資格あり。伸びのあるストレートを武器に、先発ローテ入りからのブレイクを狙っている。
【7位】成田翔(ロッテ)
秋田商高のエースとして甲子園に出場し、U‐18日本代表にも選出された左腕。ドラフト3位でロッテに入団すると、2年目の今年9月に1軍デビューし、プロ初先発も経験。2軍では今季19試合に登板して3勝3敗、防御率3.05と着実なステップアップを果たしている。端正なマスクで女性ファンからの人気も高く、20歳となって迎える来季は井口資仁新監督の下、大人になったピッチングを披露してもらいたい。
【8位】高橋純平(ソフトバンク)
世代ナンバーワン右腕として、県岐阜商高からドラフト1位で3球団競合の末にソフトバンク入り。プロ1年目は2軍戦7試合に登板して2勝1敗、防御率2.22とまずまずの成績を残したが、2年目の今季は安定感を欠いて17試合で2勝4敗、防御率4.70と数字を悪くした。現状は壁にぶつかっている状態だが、それを乗り越えれば、最速154キロの伸びのあるストレートへの将来性は高い。