6月22日に千葉県・カメリアヒルズCCにて開幕した国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」。年間最多の144名が出場するビッグトーナメントで、大会3連覇がかかるイ・ボミ、2013年の賞金女王・森田理香子が出場するなど何かと話題の多い大一番だが、やはり世のおじさまたちが気になるところは今季3度目の日本ツアー参戦となるアン・シネだろう。
そのルックスもさることながら、豊満な肉体が強調されるタイトなウエアに、ひざ上30cmと推測されるミニスカートから、付いたあだ名は「セクシークイーン」。「ぜひ一度は生で見たい」と熱望する人も多いはず。今回、予選ラウンド1日目のアンに随行。会場に駆けつけたおじさまたちがどんな"応援"をしているのかを取材した。
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梅雨の合間の晴天だった。スタートホールとなった10番にアンが姿を現したのは予定よりやや遅れた13時30分頃。ゴルフウエアは目が覚めるような黄色。スカートはこれまでの大会と同様、ひざ上約30cmをきっちりキープし、セクシー路線が健在であることを物語る。
アンの登場とともに、観衆の空気が明らかに変わった。
どこを見つめているかは定かではないが、おじさまたちがアンに送る視線は真剣そのものだ。時折「きれー」「やばい」「スタイル良すぎやろ……」「黄色が好きなのかな」といったつぶやきが漏れ、ホールを吹き抜ける初夏の風に巻かれて霧散する。
すると、ティグラウンド(第1打を行う地点)へと進んだアンはスプレーを取り出し、身体に吹き付け始めた。虫除けか、日焼け止めだろうか、長い四肢を見せつけるようにして入念にスプレーするその姿を見て、記者の隣にいた男性は陶酔したかのようなため息を漏らす。ボールに触れもしない段階で観客を魅了する――"セクシークイーン"の底力を目の当たりにした瞬間だった。
そして、第一打が放たれた。このとき記者が抱いた率直な感想は「目のやり場に困る」というものだ。ボールを地面に置く際の所作が問題だった。かがみ込むと同時に、アンの下半身は信じがたいほどくっきりと強調される。また、スカートの裾も極めて際どく、「見えてはならないものが見えてしまうのではないか」という危機感を強く煽り立てるのだ。