投手陣では、昨季のリーグ・チャンピオンシップでMVPに輝いたアンドリュー・ミラー(インディアンス)や、3年連続で30セーブ以上を記録しているデビッド・ロバートソン(ホワイトソックス)など、リリーフ陣の充実が目立つ。先発陣がやや弱い印象だが、今大会から新設された「指名投手枠」で、昨季14勝のソニー・グレイ(アスレチックス)が第2ラウンドからメンバーに加わる見込みで、さらにドジャー・スタジアムで行われる準決勝と決勝には、地元のドジャースから、現役最強左腕のクレイトン・カーショウが参戦する可能性もあるという。

 日本代表は、第1回と第2回大会に米国代表と対戦しており、1勝1敗。第1回大会では、第2ラウンドでの対戦で、日本はサヨナラ負けを喫しているが、球審だったボブ・デービッドソンの誤審騒動で話題になった。今大会では、準決勝以降での対戦となるが、ここで侍ジャパンとカーショウとの対戦が実現すれば、日本だけでなく、アメリカ中がWBCに注目することになることが予想される。

 冒頭に記した文言が、三度目ならぬ四度目の正直で実現すれば、存続危機のWBCが、一転して真の世界一決定戦に近づくことになる。

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