ジャニーズの人気グループ・SexyZoneの佐藤勝利(20)の初主演映画「ハルチカ」の完成披露試写会舞台挨拶が2月1日に都内で行われ、佐藤とその相手役の橋本環奈(17)のほか、小出恵介(32)、恒松祐里(18)、清水尋也(17)、前田航基(18)、市井昌秀監督(40)ら監督・キャストが勢ぞろいした。
映画は、累計発行部数56万部を突破した初野晴の小説「ハルチカ」シリーズが原作。ちょっと頼りないけど気の優しい美男子・ハルタ(佐藤)と、まっすぐな性格で負けん気の強いチカ(橋本)の青春ストーリー。幼なじみだったふたりは高校で再会し、チカは憧れの吹奏楽部に入部することを決めていたが、吹奏楽部は廃部の危機にあることを知る。フルートが大好きなチカは、ホルン経験者のハルタを巻き込んで、部員探しに奔走する……という物語だ。
今回が映画初主演となる佐藤は冒頭で「初めて主演させていただいたすごく思い入れのある映画に仕上がっています」と作品への思いを語った。作品を見た感想については「久しぶりのお芝居で、スクリーンでどう自分が映ってるんだろうとか、第三者的な目線で見させてもらいました」と語った。
また、今作は吹奏楽部を描くなかで胸がきゅんとするシーンがあるということで「すいきゅん」な映画とうたっていることから、佐藤が「(すいきゅんについては)環奈ちゃんが説明してくれると思います」と橋本にムチャぶりする一幕も……。
橋本はこれに対し「『すいきゅん』は簡単に言うと……『吹奏楽』と、『胸きゅん』があるじゃないですか」と言って両手を出した後、その手を合わせて「うんっ!……『すいきゅん』です(笑い)」とPPAP風にふりを交えて説明。キャスト陣や会場の笑いを誘った。
今回、ホルン経験者という役どころの佐藤が“意外な才能”も発揮したという。
「僕はホルンの経験はなかったんですが、それでも最初のレッスンから音が出ちゃいました。自分でもかっこいいなと思いながら(笑い)。ギネスブックに、ホルンは『世界一難しい金管楽器』として載ってるくらいなんですよ」(佐藤)
フルートを演奏する役どころだった橋本は「私はみんなより楽器の練習が遅れて始まったんですが、勝利くんが世界一難しい楽器でも音が出せてたので、さすがにプレッシャーがすごかったです(笑い)」と楽器の練習を振り返った。
また、2月3日は橋本の誕生日ということで、舞台挨拶の途中ではバースデーケーキが運び込まれ、さらに佐藤がホルンでバースデーソングを生演奏するというサプライズ。直前には「ちょっと水が入ってるので、楽器の調整を……」と「ホルン奏者」らしいこだわりも見せつつ、バースデーソングをよどみなく演奏した。
橋本は「すごーい! すごかったです! 勝利くんのホルンを久しぶりに、間近で聞いて。ハッピーバースデーも吹けるんだなっていうのもびっくりしました。素敵な18歳を迎えることができます、本当にありがとうございます!」と感激した様子。
一方で佐藤は「ちょっとだけよくないとこがあったかもしれないですけど、気持ちで。本当にふけるんですよ、僕!」と観客らに向かって自身のホルンの腕前をアピールしていた。