新たに代表に内定した笹田夏実(撮影・松田優)
新たに代表に内定した笹田夏実(撮影・松田優)
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 体操の全日本種目別選手権の決勝が6月5日、東京の代々木第一体育館で行われ、笹田夏実(日本体育大学)、宮川紗江(セインツ体操クラブ)、内山由綺(スマイル体操クラブ)、河崎真理菜(平塚学園/とらい体操クラブ)の4選手がリオデジャネイロ五輪代表候補選手に決定した。

 体操女子では、4月の全日本選手権や5月のNHK杯などで寺本明日香(中京大学/レジックスポーツ)、村上茉愛(日本体育大学)、杉原愛子(梅花高校/朝日生命)の3選手がすでに代表に内定。今大会で新たに決定した4人が加わり、すべての五輪代表候補選手が出そろった。今後は代表合宿などを経て、この7名から最終的に5名の日本代表が決定する。

 今回、代表チームのエースになると目されているのが、前回のロンドン五輪で、当時は高校生ながら安定した演技を披露した寺本。体操というと男子ばかりが注目されがちだが、「女子もメダルを目指したいです」と高い目標を掲げた。

 また、昨年の世界選手権で個人総合6位に入った村上は、今回ゆかの演技で完璧に近い着地を決めてみせた。「今回は今までできていなかったふたつのH難度の技ができてよかったです」と手ごたえをつかんだ様子。彼女たちが今後どんな活躍を見せてくれるのか期待がかかる。

(文・横田 泉)