五輪出場を決めた日本は最終戦に勝利し、3位で予選を終えた。21日撮影。(写真:Getty Images)
五輪出場を決めた日本は最終戦に勝利し、3位で予選を終えた。21日撮影。(写真:Getty Images)

 5月22日、リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選が東京体育館で行われ、世界ランキング5位の日本は同14位のオランダとの一戦をセットカウント3-2(20-25、25-13、21-25、32-30、15-11)で制し、今予選最終戦を勝利で締めくくった。

 前日のイタリア戦で2セットを奪ったことにより4位以内を確定させ、4大会連続の五輪出場を決めた日本。最終戦となるこの日を勝利で飾り、五輪出場を祝いたい日本だったが、序盤と中盤に連続失点を喫したことが響き、第1セットは20-25で落とす。それでも、第2セットでは持ち直し25-13で奪い返すが、第3セットは再び21-25で奪われ、リードを許す展開が続く。

 第4セットも中盤までに12‐16とビハインドを負うが、追い込まれた日本がここから反撃を開始し、21-20と逆転に成功。その後追い付かれはしたものの、デュースの末に最後は長岡望悠のサービスエースで32-30と激戦を制してこのセットを奪取した。こうなれば流れは日本に。最終セットも15‐11で奪って、逆転勝利を収めた。

 この結果、日本は最終的に韓国をかわしてイタリアとオランダに次ぐ3位で予選を終了。リオ五輪では、前回大会の銅メダル以上の成績を目指す。