まず大切なのは「枕詞+要件」という語順です。
多くの夫は、妻が期待するほどには育児の大変さをわかっていません。妻の「少しは手伝ってよ!」は、夫にとって「寝耳に水」。とっさに拒絶してしまう人が大半だといいます。だからこそ相手の状況を理解していると示すため「ごめんね」を枕詞にし、要望をお願い口調で。例えば、「忙しいところ申し訳ないんだけど」+「ミルク温めてくれない?」という具合です。男性は女性から指示・命令されるのが嫌いです。注意してください!
次に大切なのが「15秒で言いたいことをまとめる」ことです。
脳の違いから、女性に比べて男性は、長々と話を聞くと、大部分を流してしまう傾向があるといいます。1回1テーマ、15秒以内で話せる情報量に抑えることが、相手に伝えるコツです。枕詞のあとに、「要望→理由」の順番がベスト。例えば、「予防接種に連れて行ってほしい。なぜなら私は上の子の保護者会があるから」「子どもをお風呂に入れてほしい。なぜなら私は食後の片づけをするから」という感じで、要望を簡潔に伝えてみてください。
次に夫のタイプ別の対処法です。
まず、「無神経な発言をする夫、言わないと気づいてくれない夫」への対処法から。
赤ちゃんが泣いてもゲームをやめない、「泣いてるよ」と指摘はしても自分では動かない、妻が「風邪引いた」とメールすると「じゃあ寝てれば?」の返信。これらは、自分が何を求められているかわからないからなのです。男性は意図を想像することが苦手です。例えば「今、手が離せないの」+「悪いけどやってくれる?」という具合に、「悪いけど」と前置きしてから、夫がわかるよう、やってほしいことを短くはっきり伝えましょう。