木登りが得意→「木から落ちない」という縁起を担いだひなたとミホのふん(直径約3、4センチ)を材料にした運粉お守りは、2匹のふんをブレンド後、粉砕してボトルに詰めたもの。ふたを開けると、えさであるササのにおいがするため、試験前で高ぶった気持ちを落ち着けるアロマ効果も期待できるかもしれない?

 園によると、毎年、受験生の家族や知人が「良い結果が出るように」と合格お守りをもらっていくそうだ。それなりに“御利益”もあるようで、園には「志望校に受かりました」という電話や手紙が寄せられている。口コミなどで年を追うごとに人気となり、姫路市や大阪などのほか、関東地方からも問い合わせがあるという。

 お守りの配布は2016年3月末まで。二つのお守りのイラストを手掛けたスタッフの山成磨美さん(27)は「動物たちの元気をもらい、本番で頑張ってください」とエール。姫子の「合格するぞ~う」の意気込みと、ひなたとミホの運を凝縮した“運粉”のパワーは届くのか。全ての受験生にサクラサク春を迎えて欲しい。

(ライター・南文枝)