毎年頭を悩ませる、年末年始の帰省土産。どれを買ったら喜ばれるのか、どれがおいしいのか、どの商品にも「人気」と書いてあるが、実際に一番人気なのはどれなのか……。悩みすぎて電車に乗り遅れたなんて人もいないとも限らない。
東京駅で実際に売れている手土産は何なのか? 東京駅に店を構える大丸東京店が発表した「今売れている手土産ベスト10」をみてみよう。
1位 「ねんりん家」 マウントバームしっかり芽(1本)756円
2位 「東京ばな奈STUDIO」 東京ばな奈プリン味みぃつけたっ(8個入)1080円
3位 「銀のぶどう」 シュガーバターサンドの木(14個入)1029円
4位 「とらや」 ハーフサイズ羊羹 夜の梅(1本)1512円
5位 「N.Y.C.SAND」 N.Y.キャラメルサンド(8枚入)1080円
1位から4位までは昨年と同じランキングで、不動の人気を誇るお土産が並んだ。5位に選ばれた「N.Y.C.SAND」は、今年7月にオープンしたばかりだが、すでに100万枚以上を売り上げている人気店だ。6位以下には「麻布かりんと」や「銀座ウエスト」などがあり、東京の地名が入った商品が根強い人気といえる。
手土産を購入したら、次に気になるのはお弁当だ。昨今の駅弁ブームで、つい駅弁で済ませてしまう人も多いだろうが、東京駅地下1階には、全長60メートル、1000種のお弁当が揃い、一日1万食以上を販売しているお弁当ストリートがある。この1年で最も売れたお弁当をみてみよう。
1位 「ミート矢澤」 黒毛和牛ハンバーグ弁当 1680円
2位 「崎陽軒」 シウマイ弁当 800円
3位 「穴子寿司 平島」 一口穴子にぎり 970円
4位 「牛たん かねざき」 厚切り牛たんステーキ弁当 1580円
5位 「創作鮨処 タキモト」 贅沢ミルフィーユ 1728円
一番人気はやはりお肉。五反田に店を構える有名店「ミート矢澤」の黒毛和牛ハンバーグ弁当だ。お弁当として考えると1680円はかなり高価に感じられるが、「あのミート矢澤のお肉をお弁当で食べれるなら!」との声もあるくらい大人気なのだという。
2位の崎陽軒シウマイ弁当は、味もさることながら、そのバランスの良さで評判を呼び根強い人気を誇っている。昨年3位だったタキモトの贅沢ミルフィーユは今回は5位にランクダウンとなった。
気になるお弁当は6位にランクインした、今年始めてのベスト10入りとなった「洋食や 三代目たいめいけん」の洋食やのまかないライス(980円)。ふんわり焼き上げたオムレツでバターライスを包み、メンチカツを乗せたお弁当は、たいめいけんの定番絶品メニューすべて味わえる贅沢な一品だ。
ランキングを参考に、納得のいく帰省土産を入手して欲しい。そして、余った時間でおいしいお弁当を購入し帰省の旅を楽しめば、良い一年の締めくくりになるのではないだろうか。