欅坂46の長沢菜々香がグループから卒業することが3月29日、欅坂46の公式サイトで発表され、大きな反響を呼んでいる。
長沢は同日にブログを更新し、
「皆さんにお伝えしたいことがあります。私は、3月末をもちまして欅坂46を卒業します。急なお知らせになってしまい、すみません。優しいファンの皆さんに出会えて、とても楽しく活動する事ができました。感謝の気持ちでいっぱいです」
と思いをつづった上で、
「私には沢山の夢があります。いつも、『あんなことがしたいな』『こんなことしてみたい』なんて事ばかり考えてます。そんな沢山の夢を『実現したい』という気持ちが昨年から強くなっていきました。そして、23歳という人生の節目を目の前に『夢に向かって一歩目を踏み出したい』と決心して卒業という選択をしました」
と卒業を決断した思いを明かした。公式サイトによると、今月31日で卒業するという。
欅坂46の1期生の脱退・卒業は、1月23日に発表された平手友梨奈、鈴本美愉、織田奈那に続き、今年に入って3カ月で4人目。1期生は長濱ねる、志田愛佳、今泉佑唯、米谷奈々未と人気メンバーが昨年までに次々と卒業している。
今回の長沢の卒業に、ファンから運営側に反発の声が少なくない。
「何人辞めているんだよ…欅坂だけだよ?こんなことになっているのは。なーこ(長沢)も発表から2日後に卒業とか扱いが酷すぎる。こんなやり方だとファンはついていけない」
「新曲を1年以上出していないし、実質活動休止中だったらメンバーも迷いが生じるのは当然。乃木坂や日向坂は卒業公演をしたり円満に終わるのに、欅坂は突然の発表ですぐに退団。運営はしっかりしてほしい」
などの指摘が。
一方で、テレビ関係者はある変化を口にする。
「欅坂は完全に『2期生押し』でシフトしている。(テレビ東京の)冠番組『欅って、書けない?』も2期生中心の企画が多いのですが評判がいい。1期生も刺激になっているでしょう。Showroomで普段はおとなしい1期生の人気メンバー・渡辺理佐、小林由依が珍しく連日登場した時は、『本気になった』と話題になりました。グループを引っ張るエースとしての自覚が出てきたのでしょう。1期生がどんどん卒業して批判の声が多いですが、今は欅坂の変革期だと思います」
新2期生も加入が決まった。「新しい欅坂」はファンの心をつかめるか。(牧忠則)
※週刊朝日オンライン限定記事