ミュージカル「Forever Plaid」は5月31日まで東京ほか全国を巡演予定。公演情報は「Forever Plaid」の公式ホームページなどでご確認ください
ミュージカル「Forever Plaid」は5月31日まで東京ほか全国を巡演予定。公演情報は「Forever Plaid」の公式ホームページなどでご確認ください
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 サービス精神たっぷりに熱く語る川平さんと、その様子を穏やかな笑顔で見守る長野さん。AERA 2020年4月6日号の記事で、プライベートでも親交のある2人が、4年ぶりの共演となるミュージカルについて語り合った。

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 スチュワート・ロス脚本のオフ・ブロードウェイ・ミュージカル「Forever Plaid(フォーエヴァー・プラッド)」。大きなショーに出演するチャンスを掴んだ男性4声(テノール、ハイバリトン、バリトン、バス)のコーラスグループが、ショーに向かう途中、交通事故に遭って亡くなってしまう。ところが奇跡が起きて、1日だけこの世に蘇るという物語だ。日本では2013年に初演、16年に再演、今回4年ぶりに再々演を果たす。川平慈英(かびら・じえい)さん(57)はリーダー的なフランシスを、長野博さん(47)は少し気弱なジンクスを演じる。

川平慈英(以下、川平):いやぁ、再々演なんて嬉しくて「クゥ~!」ですよ。

長野博(以下、長野):そうですね。初演からずっと僕とジェイ(川平)さん、松岡充(みつる)さん(48)、鈴木壮麻さん(59)の同じ4人で続けているのも、ホントに嬉しいですよね。

川平:僕、この舞台には思い入れが深いんです。というのも、僕が最初にこの舞台をオフ・ブロードウェイで見て「日本でやりたい、やりたい」ってプロデューサーに話をして実現した経緯がある。実はキャスティングにも希望を出したんですよね。

長野:そう、ジェイさんとは昔から同じサッカーチームで。ご飯をご馳走になったときに「博、いい舞台があるから待っててくれよ」と言ってくださって、それがこの舞台だったんですよね。そのときは詳しい内容は知らなかったんですけど。

川平:だから、理想的なチームで再々演まで決まって、鼻高々です(笑)。今回は4年ぶりだけど、みんな変わってなかった。歌稽古をしてると、高校生に戻って部室にいる感覚になるんですよね。

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