

AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。
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Q:グループLINEで話していると、自分だけ返答されないまま会話が終わったり、取引先から閉店のお知らせをもらえなかったり、意図的な無視ではないけど、なんとなくうっかりされて傷つくことがあります。こうしてほしいと期待して、思った通りの反応ではないから傷つくのでしょうか?(女性/商品企画/43歳/おうし座)
A:僕、星座以外でカラー心理学をやっているんですが、この相談者さんの性質はカラー心理学で言うとまさに「緑色」の傾向なんですね。
緑色を持っている人の特徴は、とにかく道を尋ねられる。困っている人と縁ができやすいんです。
そしてもうひとつの特徴が、店員さんに無視されること。飲食店に入って注文をしたくても、店員さんがなかなか来てくれない。僕も緑の傾向がすごく強いのですが、「領収書ください」って言っても忘れられることも多いのです。
緑色の人がなんで無視されるかというと、いい人オーラがにじみ出ているからです。店員さんも、これは動物的な感覚だと思うんですけど、「この人はいい人だから若干気を払わなくても大丈夫だろう」ってどこか安心しちゃう。
多分普通の人だったら「まだ注文取りに来てないぞ」という殺気というかイライラ感が出てしまうところですが、緑の人は注文を取る前と取った後で雰囲気があんまり変わらない。だから店員さんはもう注文を取ったと勘違いするんですよね。無視されることも、この文脈ではすごく素敵な才能だと思います。
そんな緑の人にオススメの生存戦略が、弱い人たちの味方になること。僕は比較的ガードが堅い人から心を開かれる傾向があるんですが、それはおそらく僕が人を傷つける意思がそこまでない人間だし、あんまり意見を押し付ける意思もない人間だからだと思うんですね。「それでいいんじゃない?」が最終的に言える役割って言うんですかね。