今年も個性的な「助っ人」たちが、日本に活躍の場を求めてやって来た。

 2年連続の日本一を目指すソフトバンクには、大リーグで実績十分の右投手、ペニー(33)が加わった。大リーグ愛好家の勅使川原克典氏が解説する。

「2006年に最多勝に輝き、昨季も11勝。メジャー通算119勝を記録しています」

 一方で、日本での活躍に疑問の声も聞こえる。大リーグ評論家の福島良一氏だ。

「ペニーは肥満体質なんです。今回の来日時もかなり太っていました。ここ4年で5球団も渡り歩いているのは、自己管理ができていないせいもあるでしょう」

 その福島氏は、広島に入ったミコライオ(27)に期待するという。

「米モンタナ州の山奥の出身で、野球を始めたのが高校3年という変わり種です。マリナーズなど3球団を経て来日しました。2メートル5センチの長身から、時速160キロ近い剛球を投げ込みます」

 優しそうなヒゲ面が、山男のトレードマークだ。

 札付きの「ワル」もいる。前出の勅使川原氏が興奮気味にまくしたてる。

ヤクルトのミレッジ外野手(26)は、米国で問題児として有名でした。高校時代には不純異性交遊で退学となったり、卑猥な放送禁止用語満載のラップのCDを出して問題になったり……。エラーした腹いせに本拠地の神宮球場から程近い六本木に繰り出したら……」

※週刊朝日 2012年4月13日号